「チャギヤ」「자기 」という呼び方
お互いの名前よりよく使う「チャギヤ」
「자기야 사랑해(チャギヤ、愛してる)」
「자기야 내 꿈 꿔(チャギヤ、私の夢見て)」
「자기야 보고싶어(チャギヤ、会いたい)」
「자기야 밥 먹었어?(チャギヤ、ご飯食べた?)」
ちょっと鳥肌が立ってしまうこの「チャギヤ」という呼び方は、「ダーリン」という意味で、全国民的な愛嬌のある呼称として定着した。
「チャギヤ」は主として、愛する恋人同士が結婚前に使う呼称だが、普通、年が近い場合、お互いの名前を呼ぶと距離が遠いような気がするので、「チャギヤ」と呼ぶ。
しかし、女性が男性より年下の場合、通常、女性は「오빠」(オッパ:お兄さん)と呼び、男性は「우리애기」(ウリエギ:俺のBaby)または名前を呼ぶ。
男性が女性より年上の場合も、名前を呼ぶより「チャギヤ」と呼ぶ方がもっと親しみを感じる。
同じ会社の同僚同士でも「チャギヤ」
「자기야 밥 먹으러 가자(チャギヤ、飯食いに行こうぜ)」
「자기야 오늘 바빠?(チャギヤ、今日忙しい?)」
「자기야 오늘 뭐 좋은 일 있어? (チャギヤ、今日何かいいことある?)」等。
「チャギヤ」という意味が「ダーリン」だとしたら、毎日同じ会社の同僚を「ダーリン」と呼んでいるということ??
「자기(チャギ)」という言葉の本来の意味は?
毎日同じ釜の飯を食べる職場では、「너(ノ:おまえ)」という言葉を使ったり、「○○さん」と呼ぶのはちょっと冷たく、距離を感じる。それで、距離が近くて親近感を感じるという意味で、つまり相手を自分のように大切にし、愛するという意味合いで、主に「자기(自分)」という呼び方を使うのだ。
しかし、実は「자기(漢字では自己)」は「その人自身」を表わす3人称の代名詞だ。
すなわち、「자기」はもともと代名詞だったが、それを拡張して恋人や配偶者の間、会社の同僚への呼び方として使うようになったのだ。
しかし、これは標準話法ではないので、話法上は認定されていない言葉だ。
一方で、「맨날(メンナル:毎日)」「복숭아 뼈(ポクスンカッピョ:くるぶし)」「짜장면(チャジャンミョン:ジャージャー麺)等、標準語ではないが、多くの人々が日常的によく使っていた言葉が、標準語に新しく追加された事例もある。
このように「자기」という呼び方も標準話法からは外れた言葉だが、多くの人々が標準語だと勘違いして使っているぐらい使用頻度が高いので、使い続けていると標準語として認定される日が来るかもしれない。
韓国語表現
喜怒哀楽をあらわす
떨려요. : ドキドキします。
믿을 수 없어요. : 信じられません。
에에 씨- 정말! : もう!(怒ったときに発する感嘆詞)
왜 그러는데? : どうしてなの!(怒って相手を問いつめる時)
열 받았어요. : 頭にきました。(友達には열 받아!)
울고 싶어요. : 泣きたいです。