韓国の出産文化・産後ケアで韓国語をマスター

  1. 日常会話で覚える韓国語

韓国では、何かの不正があるたびに「○○バラッチ」という言葉ができるようです。要は、「その不正の名前」+「パパラッチ」を足したものだそう。

韓国の出産文化・産後ケアで韓国語をマスター

韓国人の言葉のセンス

私はこういうものを見るたびに、韓国人の言葉のセンスやチョイスがいいと思ってしまいます。

物事をハッキリと言う韓国の国民性からもわかる気がするのですが、皆さんはどうでしょうか?

この言葉は社会的には良くないものだとは思います。不正を見つけることはいいのですが、そもそも公人などが不正をしなければいいことだからです。

どちらにせよ、言葉は常に変化していくということを頭の片隅に入れておかなければなりませんね。

韓国の出産のあれこれ

産後ケア

さて、妊婦の韓国人女性と話をしたとき、これまた韓国人ならではではないのかな?という話がありました。

皆さまもご存じであろう韓国の「産後ケア」。「산후조리원」についてはよくニュースでも取り上げられています。記憶に残っている方もいるかもしれませんね。

早期予約が必須

韓国から来た妊婦がカレンダーを持っている。

その女性と話していて驚いたことは、その予約時期。。。人気がある산후조리원は、とにかく予約をしないと入れないため、その方は妊娠3か月で予約したそうです。

私はてっきいり、生まれる1か月前とか生まれてそのまま移動できるのかと思っていたのですが、そうではなかったようです。

その女性いわく、韓国人の「빨리빨리」精神だと思いますと語ってくれました。

日本の予約との違い

誰でも、それはそれは評判がいいところに行きたいと思うことでしょう。しかし、予約がそんなに早くからできるってことに驚いた次第です。

日本で予約といえば、○○日前~とか、○○後~○○日までとか、期間が決まっているイメージだったのですが、お国が違えば文化が違うのは当然で、本当におもしろいなと思いました。

3Dエコー

また、日本でも妊娠すれば超音波エコーで検診をすると思うのですが、韓国でも、3Dが主流になってきているようですよ。

その女性も近々検診へ行くと言っていましたが、そろそろ性別がわかる時期なので、ドキドキしていると言っていました。

より鮮明に見えるため緊張するのかなと思いますが、性別関係なく元気なお子様であることをお祈りしました。

母国語力と外国語取得

韓国を表す日の丸を顔に描いた女の子。

言葉って本当に不思議な力がありますね。それはどこの国でもあると思いますが、やはり最近つくづく思うことは、正しい母国語の習得です。

普段使っている日本語ですら、使い方がわからなくなる時が時々あります。そんな時は辞書調べたりしますが、母国語を大切にするからこそ、外国語を学べると思うんです。

グローバル化と言われていますが、果たしてどれだけの人が本当のグローバル化というものを知っているのでしょうか?私もすべてはわかりません。

しかし海外へ行ったら一人の人間でもありますが、日本を代表しているということも忘れてはいけないんですよね。

韓国へ行く際にも、こんなことを考えたり、いくら日本と似ているとはいえ外国です。油断することはないと思いますが、様々な出来事が起こるということは忘れないでくださいね。

予約したよ

会話

: 여보, 오늘 산후조리원에 갔다왔어.

あなた、今日、産後調理院(産後ケア施設)に行ってきたよ。

: 그 산후조리원 분위기는 어땠어?

そこの雰囲気はどうだった?

: 정말 좋은 분위기였으니까 예약했어.

本当にいい雰囲気だったので、予約したよ。

韓国の산후조리원(サンフチョリウォン)産後調理院

少し前の話になりますが、女優の小雪さんが利用したことで一躍脚光を浴びた

韓国の산후조리원(サンフチョリウォン)産後調理院。

조리(調理)とは、料理を作るという意味以外に健康が回復するように面倒を見て治療するという意味があります。

たとえば病院に行って診察を受けた後、医者が患者さんに声かけをしますね。

몸 조리 잘 하세요.(モムチョリ チャル ハセヨ)

意味的には体の管理をしっかりしてくださいのような感じでしょうか。

産後女性にとって夢のような施設

日本でも里帰り出産をして少しでも産後の女性の負担を軽くしようという習慣がありますが、出産は病気ではないという言葉に、育児に家事にと無理をしすぎてしまうのが実情でなはいでしょうか。

そんな日本人女性にとって産後調理院のような存在は夢のような施設といえるかもしれません。

韓国全体で産後調理院を利用する妊婦は50パーセントを超えると言われていますが、ソウル在住の妊婦はほとんどの方が利用するそうです。

24時間体制のサービスで母乳育児の相談と管理、新生児管理と母親への食事、体調管理、マッサージなどを基本としてその他にヨガなど様々なプログラムが整備されています。

費用は2週間で15万円から100万円を越す場所までピンキリですが、漢江の見える立地や夜景が綺麗な場所、庭園がある空間などホテル以上の設備を備えている調理院もあるみたいですよ。

それでは今日の会話です。男性同士でよく交わされる会話となります。

会話

영만: 다음 주면 아빠가 되는거지? 산후조리원 예약했어?

창섭: 와이프가 알아서 할 것 같은데.

영만: 거기 가격 자체가 후덜덜하지. 월급이 다 날라가겠네.

창섭: 장모님이 내시겠다니까 신경 안 써.

どうですか。

なんとなくイメージがつく会話ではないでしょうか。

와이프というのは英語のWIFEですが、

男性は自分の奥さんのことを우리 와이프と呼ぶ人がほとんどですね。

少し年配になると집 사람(家の人)もよく使います。

男性同士では우리 마누라(ウリマヌラ)と呼ぶことが多いようですが、

この言葉の意味合いには口うるさい、、というニュアンスが若干入っているとも言います。

反対に女性は旦那さんのことを英語では呼ばずに우리 남편(ウリ ナンピョン)が一般的ですね。

알아사 한다(アラソ ハダ)もよく使う表現です。

意味としては自分で考え決定して行動する。

후덜덜(フドルドル)でぶるぶると震える様。

和訳

ヨンマン:来週になるとパパになるんじゃないのか。産後調理院の予約はしたのか。

チャンソプ:妻が自分で決めると思うよ。

ヨンマン:そこは価格自体でびっくりさせられるよな。(怖いよな)

給料が全部飛んでいってしまうな。

チャンソプ:妻のお母さんが払ってくれるから気にしてないよ。

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산후도우미(サンフトウミ/産後お手伝いさん)

実際、産後調理院に行くのは一種のステータスや流行のようになっているとも言えるようです。

歴史自体は14,5年ほどだと思いますが、かかる費用はどんどん上昇しており一種の社会問題にもなっています。

ただ、韓国では산후도우미(サンフトウミ/産後お手伝いさん)というサービスもありこちらは家にやって来て家事や料理を手伝ってくれるお手伝いさんです。

時給で支払いが可能なので産後調理院は馬鹿馬鹿しい、だけどしっかり体を休めたいという女性には人気のサービスですね。

まとめ

少し人気が出てくると必要以上の付加サービスで価格が吊上げられてしまうのは残念なことですが、日本でももう少し女性の体を大切にしてくれる施設やサービスが出来たら嬉しいですよね。

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