韓国語「그러니까」vs「그래서」違いを完全マスター!「だから」の使い分け徹底ガイド
韓国ドラマや K-POP アイドルの会話で、「그러니까 (クロニッカ)
」や「그래서 (クレソ)
」という言葉を頻繁に耳にしませんか? どちらも日本語に訳すと「だから」「それで」「ですから」といった意味になり、会話の流れを作る上で非常に重要な接続詞です。しかし、この二つの表現、実は明確なニュアンスの違いがあり、ネイティブは状況に応じて巧みに使い分けています。
多くの韓国語学習者が、「그러니까
と 그래서
、どっちを使えばいいの?」と悩むポイントです。日本語の「だから」と同じ感覚で使ってしまうと、不自然な韓国語になったり、意図がうまく伝わらなかったりすることも少なくありません。
この記事では、韓国語の「だから」を代表する二大接続詞、「그러니까 (クロニッカ)
」と「그래서 (クレソ)
」について、その成り立ちから核心的な意味、文法的な違い、そして具体的な使い分けまで、徹底的に比較・解説します。豊富な例文を通して、それぞれのニュアンスを体感し、自然な使い分けができるようになることを目指します。もう「だから」の使い分けで迷わない!このガイドで、あなたの韓国語表現力をワンランクアップさせましょう。

「그러니까」と「그래서」、正しい道を選んでネイティブ表現へ!
目次
「だから」を表す韓国語接続詞:全体像を把握しよう
日本語の「だから」や「それで」のように、前の文脈を受けて理由や原因を示し、後の文脈に繋げる接続詞は、韓国語にもいくつか存在します。代表的なのは、今回詳しく解説する 그러니까 (クロニッカ)
と 그래서 (クレソ)
ですが、他にも似たような役割を持つ表現があります。
理由・結果を示す主な接続表現
그래서 (クレソ)
: そうして、だから、それで。客観的な原因・理由と結果を繋ぐ最も一般的な表現。그러니까 (クロニッカ)
: だから、ですから、そういうわけで。主観的な理由や判断に基づき、後の文で命令・提案・勧誘・強い主張などを導くことが多い。그렇기 때문에 (クロッキ テムネ)
: そうであるために、だから。理由を強調する少し硬い表現。書き言葉やフォーマルな場で使われることが多い。따라서 (タラソ)
: したがって、よって。論理的な帰結を示す硬い表現。主に書き言葉や発表などで使われる。그러므로 (クロムロ)
: それゆえに、したがって。`따라서` と似ているが、より文語的。
これらの表現は、それぞれニュアンスや使われる場面が異なります。今回は、日常会話で特に頻繁に使われ、学習者が混同しやすい `그러니까` と `그래서` に焦点を当てて、その違いと使い分けを詳しく見ていきます。
「그러니까 (クロニッカ)」を徹底解剖! – 主観的な理由と行動促進
まずは、韓国ドラマなどでも本当によく耳にする 그러니까 (クロニッカ)
から詳しく見ていきましょう。
語源と成り立ち:「そうだ」+「~だから」
그러니까
は、「그렇다 (クロッタ – そうだ、そのようだ)」という形容詞の語幹 그렇-
に、理由や原因を表す接続語尾「-(으)니까 (-ウニッカ)」が付いてできた形です。
그렇(다)
(そうだ) +-(으)니까
(~だから) →그러니까
(そうだから、ですから)
この成り立ちからもわかるように、「그러니까」は「前の文脈で述べた状況や理由がそうであるから、当然こうなるべきだ/こうすべきだ/こうしよう」というニュアンスを持っています。
核心的な意味とニュアンス:「主観的な判断」と「行動促進」
그러니까
の最も重要な特徴は、それが示す理由や原因が、話し手の主観的な判断や考えに基づいていることが多いという点です。そして、その判断に基づいて、聞き手に対して何らかの行動(命令、提案、勧誘、依頼)を促したり、話し手自身の強い意志や結論を述べたりする文脈で非常によく使われます。
言い換えると、「(私はこう思う/状況はこうなのだ)だから、あなた(または私)は~すべきだ/~しよう/~である」という流れを作る接続詞です。
具体的な用法と例文
それでは、그러니까
が具体的にどのような場面で使われるのか、豊富な例文と共に見ていきましょう。
用法1:理由・根拠 → 命令・指示
前の文で述べた理由や状況を根拠として、後の文で相手に何かをするように指示・命令する場合に使われます。
例1: 내일 시험이야. 그러니까 공부해!
(ネイル シホミヤ。 クロニッカ コンブヘ!)
明日試験だよ。だから勉強しなさい!
例2: 여기는 위험해요. 그러니까 들어가지 마세요.
(ヨギヌン ウィホメヨ。 クロニッカ トゥロガジ マセヨ。)
ここは危険です。ですから入らないでください。
例3: 시간 없어. 그러니까 빨리 해!
(シガン オプソ。 クロニッカ パルリ ヘ!)
時間がない。だから早くしなさい!
用法2:理由・根拠 → 提案・勧誘
前の文で述べた理由や状況を根拠として、後の文で相手に何かを一緒にしようと提案・勧誘する場合に使われます。「~しましょう」「~しませんか?」などの表現 (-ㅂ시다/읍시다
, -ㄹ까요/을까요?
, -자
など) と一緒に使われることが多いです。
例1: 날씨가 좋네요. 그러니까 공원에 갈까요?
(ナルシガ チョンネヨ。 クロニッカ コンウォネ カルッカヨ?)
天気がいいですね。だから公園に行きましょうか?
例2: 배고프다. 그러니까 뭐 좀 먹자.
(ペゴプダ。 クロニッカ ムォ ジョム モクチャ。)
お腹すいた。だから何か食べようよ。
例3: 이 영화 정말 재미있대. 그러니까 같이 보러 갑시다!
(イ ヨンファ チョンマル チェミイッテ。 クロニッカ カッチ ポロ カプシダ!)
この映画、本当に面白いんだって。だから一緒に見に行きましょう!
用法3:理由・根拠 → 強い主張・結論・必然性
前の文で述べた理由や状況に基づき、話し手が当然だと考える結論や、強い主張を述べる際に使われます。「だから~なのだ」「だから~しなければならない」といったニュアンスです。
例1: 그는 약속을 안 지켜요. 그러니까 신용할 수 없어요.
(クヌン ヤクソグル アン ジキョヨ。 クロニッカ シニョンハル ス オプソヨ。)
彼は約束を守りません。だから信用できません。
例2: 담배는 건강에 나빠요. 그러니까 피우면 안 돼요.
(タムベヌン コンガンエ ナッパヨ。 クロニッカ ピウミョン アン ドェヨ。)
タバコは健康に悪いです。だから吸ってはいけません。
例3: 우리는 가족이잖아. 그러니까 서로 도와야지.
(ウリヌン カジョギジャナ。 クロニッカ ソロ トワヤジ。)
私たちは家族じゃないか。だからお互い助け合わないと。

自分の意見や主張を強調したい時にも「그러니까」が活躍
用法4:会話での相槌・同意・強調
相手の発言を受けて、「そう!だから~」「そうなのよ、だから~」のように、強く同意したり、自分の意見を補強したりする相槌としても非常によく使われます。この場合、「クロニッカ」だけで使われたり、그러니까 말이야 (クロニッカ マリヤ)
や 그러니까 내 말이 (クロニッカ ネ マリ)
のような形で使われたりします。
例1:
A: 요즘 너무 바빠서 쉴 시간이 없어. (ヨジュム ノム パッパソ スィル シガニ オプソ。) – 最近忙しすぎて休む時間がないよ。
B: 그러니까! 나도 그래. (クロニッカ! ナド クレ。) – そうなのよ!私もそうだよ。
例2:
A: 그 식당 진짜 맛있더라. (ク シクタン チンチャ マシットラ。) – あのお店、本当に美味しかったよ。
B: 그러니까 내 말이! 또 가고 싶어. (クロニッカ ネ マリ! ット カゴ シポ。) – だから私の言った通りでしょ!また行きたい。
縮約形: 그니까 (クニッカ)
그러니까 (クロニッカ)
は、非常に口語的な会話、特に親しい間柄では 그니까 (クニッカ)
と縮約されて使われることがよくあります。意味や使い方は 그러니까
と同じですが、よりカジュアルな響きになります。
例: 피곤하다며? 그니까 오늘은 일찍 자.
(ピゴナダミョ? クニッカ オヌルン イル찍 チャ。)
疲れてるんでしょ?だから今日は早く寝なよ。
「그래서 (クレソ)」を徹底解剖! – 客観的な理由と自然な結果
次に、그러니까
とよく比較される、もう一つの「だから」である 그래서 (クレソ)
について詳しく見ていきましょう。
語源と成り立ち:「そうだ」のヘヨ体 + 「~ので、~して」
그래서 (クレソ)
は、「그렇다 (クロッタ – そうだ、そのようだ)」のヘヨ体(丁寧語)の語幹 「그래- (クレ-)」に、理由・原因や順序を表す接続語尾「-아/어서 (-ア/オソ)」が付いてできた形です。(그래
+ 서
→ 그래서
)
接続語尾「-아/어서」は、理由・原因(~なので、~だから)の他に、動作の順序(~して、~してから)という意味も持ちます。このことから、「그래서」は「そうであるので」「そうして」「それで」という、前の事柄を受けて、その結果や次に起こることを自然に繋げるニュアンスを持っています。
核心的な意味とニュアンス:「客観的な因果関係」と「自然な成り行き」
그래서
の最も重要な特徴は、それが示す理由や原因が、客観的な事実や一般的な状況であることが多く、後の文にはその自然な結果や成り行きが続くという点です。그러니까
のような話し手の強い主観や、聞き手への働きかけ(命令・提案など)のニュアンスは通常含まれません。
言い換えると、「(客観的に見てこういう状況/原因があった)それで/だから、(自然な結果として)こうなった/こうである」という、事実に基づいた因果関係を淡々と述べる際に使われることが多い接続詞です。
具体的な用法と例文
그래서
がどのように使われるか、例文で確認しましょう。
用法1:客観的な原因・理由 → 結果・状況
前の文で述べた客観的な事実や状況が原因となり、後の文でその結果として起こったことや状況を説明する場合に使われます。
例1: 어제는 비가 많이 왔어요. 그래서 길이 많이 막혔어요.
(オジェヌン ピガ マニ ワッソヨ。 クレソ キリ マニ マキョッソヨ。)
昨日は雨がたくさん降りました。それで道がとても混みました。
例2: 저는 단 것을 좋아해요. 그래서 케이크를 자주 먹어요.
(チョヌン タン ゴスル チョアヘヨ。 クレソ ケイクルル チャジュ モゴヨ。)
私は甘いものが好きです。だからケーキをよく食べます。
例3: 그 가게는 싸고 맛있어요. 그래서 항상 사람이 많아요.
(ク カゲヌン サゴ マシッソヨ。 クレソ ハンサン サラミ マナヨ。)
あのお店は安くて美味しいです。だからいつも人が多いです。
用法2:会話の流れを繋ぐ「それで」「そして」
明確な因果関係だけでなく、会話の流れの中で、前の内容を受けて「それで(どうなったの?)」「そして」のように、話を次に繋げる役割としても使われます。
例1:
A: 어제 길에서 우연히 초등학교 동창을 만났어. (オジェ キレソ ウヨニ チョドゥンハッキョ トンチャンウル マンナッソ。) – 昨日道で偶然小学校の同級生に会ったんだ。
B: 정말? 그래서 어떻게 됐어? (チョンマル? クレソ オットッケ テッソ?) – 本当?それでどうなったの?
例2:
A: 오늘 아침에 늦잠을 자서 지각할 뻔했어요. (オヌル アチメ ヌッチャムル チャソ チガカル ッポネッソヨ。) – 今朝寝坊して遅刻しそうになりました。
A: 그래서 택시를 탔어요. (クレソ テクシルル タッソヨ。) – それでタクシーに乗りました。

客観的な理由と結果を結びつけるのが「그래서」の得意分野
用法3:挨拶などの定型表現
「-아/어서」が使われる一部の定型的な挨拶表現は、그래서
の成り立ちと関連しています。これらの表現では 그러니까
を使うことはできません。
例1: 만나서 반갑습니다. (マンナソ パンガプスムニダ。) – お会いできて嬉しいです。
例2: 와 주셔서 감사합니다. (ワ ジュショソ カムサハムニダ。) – 来てくださってありがとうございます。
縮約形について
그러니까
には 그니까
という口語的な縮約形がありましたが、그래서
には一般的に使われる縮約形はありません。
「그러니까」 vs 「그래서」徹底比較!これで使い分けは完璧!
ここまで、그러니까
と 그래서
それぞれの意味や使い方を詳しく見てきました。ここでは、両者の違いをより明確にするために、様々な角度から比較してみましょう。
違いが一目瞭然!比較表
項目 | 그러니까 (クロニッカ) | 그래서 (クレソ) |
---|---|---|
主な意味 | だから、ですから、 そういうわけで |
だから、ですから、 それで、そうして |
理由・原因の性質 | 主観的な判断・考えが多い | 客観的な事実・状況が多い |
後続文の種類 | 命令・提案・勧誘・依頼・強い主張・結論などが多い | 平叙文(事実・結果・状況の説明)が多い |
時制の制約 | 過去形(-았/었- )と一緒に使える例: 비가 왔으니까 우산을 쓰세요. (雨が降ったから傘をさしてください) |
後続文に命令・勧誘形は使えないことが多い ( -아/어서 の制約)※ 비가 와서 우산을 쓰세요 は不自然また、前の文に過去形( -았/었- )は基本的に使えない。(비가 왔어서... はX) |
定型表現 | 相槌・同意・強調でよく使う ( 그러니까! , 그러니까 내 말이 ) |
挨拶などで使う ( 만나서 반갑습니다 など) |
語源の接続語尾 | -(으)니까 |
-아/어서 |
縮約形 (口語) | 그니까 (クニッカ) |
なし |
間違いやすいポイントと注意点
この二つの使い分けで最も間違いやすいのは、後の文が命令・提案・勧誘など、相手への働きかけになる場合です。日本語ではどちらも「だから~してください」「だから~しましょう」と言えますが、韓国語では基本的に 그러니까
を使うのが自然です。
よくある間違い例
❌ 날씨가 좋아서 산책합시다. (不自然)
(ナルシガ チョアソ サンチェカプ시다.) – 天気がいいので散歩しましょう。
⭕ 날씨가 좋으니까 산책합시다. (自然)
(ナルシガ チョウニッカ サンチェカプ시다.) – 天気がいいから散歩しましょう。
❌ 시간이 없어서 서두르세요. (不自然)
(シガニ オプソソ ソドゥルセヨ.) – 時間がないので急いでください。
⭕ 시간이 없으니까 서두르세요. (自然)
(シガニ オプスニッカ ソドゥルセヨ.) – 時間がないから急いでください。
これは、그래서
の元になっている接続語尾 `-아/어서` が、基本的に後ろに命令形 (-세요/으세요
) や勧誘形 (-ㅂ시다/읍시다
, -ㄹ까요/을까요?
) を取れないという文法的な制約があるためです。
逆に、客観的な事実や理由を述べ、その自然な結果を説明する場合には 그래서
を使うのが一般的です。このような文脈で 그러니까
を使うと、少し強い主張や主観的な判断のように聞こえることがあります。
客観的な因果関係の例
⭕ 감기에 걸렸어요. 그래서 학교에 못 갔어요. (自然)
(カムギエ コルリョッソヨ。 クレソ ハッキョエ モッ カッソヨ。) – 風邪をひきました。それで学校に行けませんでした。
△ 감기에 걸렸어요. 그러니까 학교에 못 갔어요. (少し不自然)
(カムギエ コルリョッソヨ。 クロニッカ ハッキョエ モッ カッソヨ。) – 風邪をひきました。だから(当然)学校に行けませんでした。(行けなかった理由を強調する響き)
그러니까
でも意味は通じますが、単に事実を述べる場合は 그래서
の方がより自然に聞こえます。
どちらを使っても良い場合(ニュアンスの違い)
文脈によっては、그러니까
と 그래서
のどちらを使っても文法的に間違いではなく、意味も通じる場合があります。ただし、やはりニュアンスは少し異なります。
例:
・그 식당은 맛있어요. 그래서 인기가 많아요.
(ク シクタンウン マシッソヨ。 クレソ インキガ マナヨ。)
→ あの店は美味しい。それで(結果として)人気がある。(客観的な事実の連鎖)
・그 식당은 맛있어요. 그러니까 인기가 많죠.
(ク シクタンウン マシッソヨ。 クロニッカ インキガ マンチョ。)
→ あの店は美味しい。だから(当然)人気があるんでしょう。(理由を強調し、結論を導く)
このように、그래서
は事実を淡々と繋げるのに対し、그러니까
は理由を強調し、話し手の判断や感情が込められる傾向があります。
さらにステップアップ!高度な使い方と関連表現
基本的な使い分けが理解できたら、さらに表現の幅を広げる応用的な使い方や、他の関連表現も見てみましょう。
会話を弾ませる!「だから言ったでしょ!」の表現
会話の中で、「だから言ったじゃない!」「やっぱりね!」というニュアンスで、相手の言ったことや状況に対して強く同意・共感したり、自分の考えが正しかったことを示したりする際に、그러니까
を使った表現がよく用いられます。
그러니까 말이야! (クロニッカ マリヤ!)
(タメ口)그러니까요! (クロニッカヨ!)
(丁寧語)내 말이 그 말이야! (ネ マリ ク マリヤ!)
(タメ口) – 直訳「私の言葉がその言葉だ」=「私の言いたいのはまさにそれ!」제 말이 그 말이에요! (チェ マリ ク マリエヨ!)
(丁寧語)
例:
A: やっぱりあの俳優、演技うまいよね!
B: 그러니까! 내가 전부터 말했잖아! (クロニッカ! ネガ チョンブト マレッチャナ!) – だから言ったでしょ!私が前から言ってたじゃない!
例:
A: このプロジェクト、思ったより大変ですね。
B: 그러니까요. 처음부터 걱정했어요. (クロニッカヨ。チョウムプト コクチョンヘッソヨ。) – そうなんですよ。最初から心配していました。
相手の言葉を受けて「그러니까요! (そうなんです!)」と相槌を打つのも自然な使い方
その他の理由・結果を表す接続詞
よりフォーマルな場面や書き言葉では、그러니까
や 그래서
以外の接続詞も使われます。簡単に触れておきましょう。
그렇기 때문에 (クロッキ テムネ)
: 「そうであるために、だから」。理由を明確に示したい時。少し硬い表現。
例:그는 성실합니다. 그렇기 때문에 신뢰할 수 있습니다.
(彼は誠実です。だから信頼できます。)따라서 (タラソ)
: 「したがって、よって」。論理的な結論を導く時。書き言葉や発表向き。
例:수요가 증가하고 있다. 따라서 생산량을 늘려야 한다.
(需要が増加している。したがって生産量を増やすべきだ。)왜냐하면 (ウェニャハミョン) ... -기 때문이다 (-キ テムニダ)
: 「なぜなら~だからだ」。理由を後から詳しく説明する時に使うセット表現。
例:저는 그를 믿습니다. 왜냐하면 그는 정직한 사람이기 때문입니다.
(私は彼を信じます。なぜなら彼は正直な人だからです。)
まとめ:「그러니까」と「그래서」をマスターして表現力アップ!
韓国語の「だから」にあたる接続詞、그러니까 (クロニッカ)
と 그래서 (クレソ)
。似ているようで、そのニュアンスと使われる場面には明確な違いがあることを、詳しく解説してきました。
最後に、使い分けの核心となるポイントをもう一度確認しましょう。
「그러니까」 vs 「그래서」 使い分けの核心
그러니까 (クロニッカ)
は…
主観的な理由・判断に基づき、
後の文で命令・提案・勧誘・強い主張を導く時に使う!
→ 行動を促す「だから」
그래서 (クレソ)
は…
客観的な原因・事実に基づき、
後の文で自然な結果・成り行きを説明する時に使う!
→ 事実を繋げる「だから / それで」
この二つの接続詞を正しく使い分けられるようになると、あなたの韓国語はより自然で、表現力豊かになります。相手に意図を正確に伝え、誤解を防ぐためにも、この違いを意識することは非常に大切です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、たくさんの例文に触れ、実際に会話で使ってみることで、徐々に感覚が掴めてくるはずです。ドラマや映画、好きなアイドルの会話などを注意深く聞いて、「あ、ここでは 그러니까
を使っているな」「ここは 그래서
だな」と意識してみるのも良い練習になります。
그러니까
と 그래서
をマスターして、もっとスムーズで楽しい韓国語コミュニケーションを目指しましょう!