「乾杯」韓国式ビジネスマナー失敗しないポイント

    1. 韓国歴史・文化

    韓国人とのビジネスを成功させる為に必要不可欠なのがお酒の席です。

    仕事の内容が重要ですが、個人的な信頼関係を築かないままビジネスを順調に進めるのは、難しい点が多いのです。

    今回は個人的な信頼関係作りに必須、お酒の席でのマナーについてお話します。

    「乾杯」韓国式ビジネスマナー失敗しないポイント

    お酒の席での韓国式マナー

    席順

    まず、酒席で座る時は、上席を避けて座らなければいけません

    韓国で上席というと、他の席からの干渉を受けない居心地のよい席を指しますが、普通、テーブル内側の中央の席人々の出入りのない席だと考えればよいでしょう。

    杯の受け渡し

    そして、お酒の杯を渡したり、受けとったりする時は、必ず右手でしなければいけません。

    左手で杯を渡すと、相手に対してよくない感情をもっているとか、しかたなく杯を勧めているという意味にとられてしまうからです。

    右手で杯をにぎり、左手で杯の底や右手をおさえて、丁重に渡さなければいけません。

    お酒の注ぎ方

    お酒をつぐ時もマナーがあります。

    右手で瓶の真ん中をもち、左手の手のひらの先で右腕をそっと押さえながら、丁寧につぐようにしなければいけません。

    やかんの場合は、右手でやかんの持ち手をつかみ、左手でふたが落ちないように気をつけてつがなければいけません。

    杯は両手で

    目上の人からの杯を受けとる時も、両手で礼儀正しく受け取らなければいけません。

    だからといって、あまり恐縮ばかりしているのも見た目によい姿とは言えないので、礼儀を忘れずに自然な姿で杯を受けとるのがよいでしょう。

    また杯を受けとったら、ついでもらう時まで、杯を手でもっていなければいけません

    お酒を飲み終わった後は、必ずその杯を相手にお返しし、お酒をついであげなければいけません

    しかし、最近は衛生上の問題により、返杯の習慣は減ってきています。

    韓国のレストランで食事をする人々のグループ。

    お酒の飲み方

    最後に、お酒を飲む時のマナーですが、目上の人からお酒をついでもらったら、すぐテーブルの上に置かず、一口飲んだ後で置きます

    また、お酒を飲む時は、顔を横に向けて飲まなければいけません

    アメリカでは、顔を横に向けて飲むと相手を無視する行動となり、失礼にあたりますが、韓国では目上の人とお酒を飲む時は必ず顔を横に向けて飲まなければいけません。

    乾杯する時も、目上の人より高い位置で杯を合わせたり、高く上げることがないよう気をつけなければいけません。

    ビジネス韓国語

    酒席のマナー

    제가 한턱 내겠습니다.

    私がおごります。

    술은 무엇으로 하시겠어요?

    酒は何にしますか?

    어떻게 드시겠습니까?

    どうやって飲みますか?

    스트레이트로 괜찮으세요?

    ストレートで大丈夫ですか?

    한 잔 받으시지요.

    一杯飲んでください。

    술 잘하세요?

    お酒強いですか?

    잘 못합니다.

    あまり強くないです。

    韓国の飲み会は木曜日!

    韓国語の勉強をしている皆さんならご存じの「회식(会食)=飲み会」。最近の韓国では、週末ではなく、平日にするんだとか。それも「木曜日」が多いとのこと。

    そんな韓国の飲み会事情を覗いてみましょう。

    最近の韓国の飲み会は木曜日!

    週末は家族の時間

    なぜ木曜日が多いのかといえば、週末は家族と過ごすための時間としての認識となってきているからのようです。

    だから、上司が金曜日に「会食するぞ!」というと、その上司はちょっと常識がない!?と思われるようですよ。

    これは私が聞いたほとんどの韓国人がそう言っていたのです。すべての会社がそういうわけではないようですが、「週末は家族と過ごす」という雰囲気はいいのではないでしょうか?

    それから、韓国では金曜日のことを「불금(火の金曜日)」と数年前言っていました。日本では「花金」なんていう言葉がありましたが、やはり週末は休みということで「楽しみだ」ということですね。

    週末の特別感の薄れ

    カレンダー

    しかし最近は、シフト制の仕事も少なくなく週末という感覚は薄れてきているのかもしれません。

    つまり、忙しい時代と言い換えることができてしまい、自ら追い詰めてしまうことも少なくないようです。そう考えると、週末に飲み会をしないことはいい傾向と言えるのではないでしょうか?

    世界から見ても、日本と韓国は仕事量が多い。残業が多い。として有名です。裏を返せば、まじめと言えるでしょう。

    しかし余裕があってこそ仕事ってはかどるような気がします。家族との時間や自分の時間、時間を有効活用することが大事だといえるかもしれません。

    飲み会を木曜日にする、平日にするのはそういう観点からみれば、いいのかもしれませんね。

    木曜日の飲み会

    飲み会と韓国の縦社会

    とは言え、平日に飲みに行くということは、つらい場合もありますよね。飲み過ぎてしまい二日酔いになってしまったら、仕事がはかどりません。

    これは個人的な問題も十分含んでいますが、韓国ではやはりまだまだ縦社会です。

    縦社会のいいところも悪いところも、もちろんあります。しかしそこにうまく横社会が加われば、もっといい社会が作れるのではないかと思います。

    例えば飲み会の席では、飲みすぎないような配慮をするとかですかね。これは、個人が気を付ければいい部分でもありますが、上司や先輩が飲ませすぎないなどでもいいのではないでしょうか?

    コミュニケーションの場として活用

    飲み会

    ご存知だとは思いますが、飲む席だったり気を使いすぎない席であれば、ポロッと本音が見えてきたりします。そこに、いいアイデアだったり改善策があることも多いのです。

    コミュニケーションをとるという意味での飲み会にはいいこともたくさんあるんですよね。お酒を飲む飲まないではなく、コミュニケーションの場として活用できるならいいのではないでしょうか?

    もしかすると、韓国の飲み会文化も近いうちに変わってくるのかもしれませんね。

    時代の流れが早い昨今、情報に振り回されず、自分にとって何がいいのか見極めることや、昔ながらの伝統文化も大切にしつつ、これからの時代を楽しむことがいいのかもしれません。

    魔法を使えるなら…

    会話

    : 혹시 마법을 쓸 수 있으면 무엇을 해보고 싶어?

    もし、魔法を使えるなら何をしてみたい?

    : 글쎄…

    さあ。。。

    : 나는 미래에 가 보고 싶네.

    私は未来に行ってみたいね!

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