【韓国語ヘヨ体マスター】過去形の作り方を徹底解説!肯定・否定・変則活用から例文まで
「昨日は楽しかったです!」「週末は何をしましたか?」など、日常会話で過去の出来事を話す機会はたくさんありますよね。日本語では「~ます」を「~ました」に変えるだけで過去形になりますが、韓国語ではどのように表現するのでしょうか?特に、韓国語の丁寧な話し言葉である「해요体(ヘヨ体)」の過去形は、学習初期につまずきやすいポイントの一つです。
この記事では、韓国語のヘヨ体の過去形について、肯定文・否定文の作り方から、少し複雑な変則活用、そして名詞の過去形まで、豊富な例文と共に徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたもヘヨ体の過去形を自信を持って使いこなせるようになります!
目次
韓国語の過去形「ヘヨ体」とは? 基本の「~았/었/였어요」
韓国語の「ヘヨ体」は、日常会話で最もよく使われる丁寧な表現です。その過去形は、語幹に「~았어요 (アッソヨ)」「~었어요 (オッソヨ)」「~였어요 (ヨッソヨ)」のいずれかを付けて作ります。どれを付けるかは、動詞や形容詞の「語幹」の最後の母音によって決まります。「語幹」とは、用言の原形(辞書形)から末尾の「다」を取り除いた部分のことです。
ヘヨ体過去形の重要性と使い方
ヘヨ体の過去形をマスターすることは、韓国語でのコミュニケーション能力を飛躍的に向上させます。友人との会話、お店でのやり取り、SNSでの発信など、あらゆる場面で過去の出来事や経験を伝えるために不可欠です。最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、ルールを理解し、たくさん練習すれば必ず身につきます。
過去形活用の3つの基本パターン「-았어요」「-었어요」「-였어요」
基本となる3つのパターンを、それぞれの条件と具体例で見ていきましょう。
パターン1: 語幹の最後の母音が「ㅏ」または「ㅗ」(陽母音) の場合 → 「-았어요」
語幹の最後の母音が「ㅏ」や「ㅗ」といった陽母音で終わる場合、「~았어요」を付けます。
- 例:「작다 (チャkタ / 小さい)」
- 語幹: 작 (チャk) → 最後の母音は「ㅏ」
- 過去形: 작 + 았어요 → 작았어요 (チャガッソヨ / 小さかったです)
- 例:「좋다 (チョタ / 良い)」
- 語幹: 좋 (チョ) → 最後の母音は「ㅗ」
- 過去形: 좋 + 았어요 → 좋았어요 (チョアッソヨ / 良かったです)
- 例:「졸다 (チョlダ / うとうとする)」
- 語幹: 졸 (チョl) → 最後の母音は「ㅗ」
- 過去形: 졸 + 았어요 → 졸았어요 (チョラッソヨ / うとうとしました)
例文:
하루 종일 졸았어요. (ハル チョンイl チョラッソヨ)
一日中うとうとしました。
날씨가 정말 좋았어요. (ナlシガ チョンマl チョアッソヨ)
天気が本当に良かったです。
パターン2: 語幹の最後の母音が「ㅏ」「ㅗ」以外 (陰母音・中性母音) の場合 → 「-었어요」
語幹の最後の母音が「ㅏ」「ㅗ」以外の母音(「ㅓ」「ㅜ」「ㅡ」「ㅣ」など)で終わる場合、「~었어요」を付けます。
- 例:「먹다 (モkタ / 食べる)」
- 語幹: 먹 (モk) → 最後の母音は「ㅓ」
- 過去形: 먹 + 었어요 → 먹었어요 (モゴッソヨ / 食べました)
- 例:「줄다 (チュlダ / 減る)」
- 語幹: 줄 (チュl) → 最後の母音は「ㅜ」
- 過去形: 줄 + 었어요 → 줄었어요 (チュロッソヨ / 減りました)
- 例:「만들다 (マンドゥlダ / 作る)」
- 語幹: 만들 (マンドゥl) → 最後の母音は「ㅡ」
- 過去形: 만들 + 었어요 → 만들었어요 (マンドゥロッソヨ / 作りました) ※르変則ではない点に注意
例文:
손님이 줄었어요. (ソンними チュロッソヨ)
お客さんが減りました。
어제 김치찌개를 먹었어요. (オジェ キmチチゲルl モゴッソヨ)
昨日キムチチゲを食べました。
パターン3: 「하다」動詞の場合 → 「-였어요」(通常「-했어요」)
「하다 (ハダ / する)」で終わる動詞(勉強する、運動する、など)は、基本的に「~였어요」を付けて「~하였어요 (ハヨッソヨ)」となりますが、これは通常「~했어요 (ヘッソヨ)」と縮約されて使われます。日常会話ではほぼ100%「~했어요」の形です。
- 例:「공부하다 (コンブハダ / 勉強する)」
- 過去形: 공부하 + 였어요 → 공부하였어요 → 공부했어요 (コンブヘッソヨ / 勉強しました)
- 例:「복학하다 (ポカkハダ / 復学する)」
- 過去形: 복학하 + 였어요 → 복학하였어요 → 복학했어요 (ポカケッソヨ / 復学しました)
例文:
작년에 복학했어요. (チャンニョネ ポカケッソヨ)
昨年、復学しました。
오늘 친구하고 약속했어요. (オヌl チングハゴ ヤkソケッソヨ)
今日、友達と約束しました。

図1: ヘヨ体過去形の基本活用パターン
【ステップアップ】ヘヨ体過去形の縮約ルールと発音のコツ
韓国語では、より自然で滑らかな発音のために、語幹の最後の母音と過去形の語尾「-았/었」が結合して縮約されることがよくあります。特に語幹が母音で終わる場合に多く見られます。最初は少し戸惑うかもしれませんが、パターンを覚えれば大丈夫です。
母音語幹の縮約形:より自然な会話表現へ
主な縮約のパターンを見ていきましょう。
「ㅏ」母音語幹 + -았어요 → ㅆ어요 (例: 가다 → 갔어요)
語幹が「ㅏ」で終わる場合、「ㅏ + ㅏ」が縮約されて「ㅏ」の濃音のような形になることがあります。実際にはパッチム「ㅆ」が入る形で表現されます。
- 가다 (カダ / 行く) → 가 (カ) + 았어요 → 갔어요 (カッソヨ / 行きました)
- 자다 (チャダ / 寝る) → 자 (チャ) + 았어요 → 잤어요 (チャッソヨ / 寝ました)
- 싸다 (サダ / 安い) → 싸 (サ) + 았어요 → 쌌어요 (サッソヨ / 安かったです)
例文:
어제 콘서트에 갔어요. (オジェ コンソトゥエ カッソヨ)
昨日コンサートに行きました。
「ㅓ」母音語幹 + -었어요 → ㅆ어요 (例: 서다 → 섰어요)
語幹が「ㅓ」で終わる場合も同様に、「ㅓ + ㅓ」が縮約されてパッチム「ㅆ」が入る形で表現されます。
- 서다 (ソダ / 立つ) → 서 (ソ) + 었어요 → 섰어요 (ソッソヨ / 立ちました)
- 켜다 (キョダ / (電気などを)つける) → 켜 (キョ) + 었어요 → 켰어요 (キョッソヨ / つけました)
「ㅗ」母音語幹 + -았어요 → ᅪᆻ어요 (例: 보다 → 봤어요)
語幹が「ㅗ」で終わる場合、「ㅗ + ㅏ」が結合して「ᅪ」の音になり、「~왔어요 (ワッソヨ)」となります。
- 보다 (ポダ / 見る) → 보 (ポ) + 았어요 → 봤어요 (パッソヨ / 見ました)
- 오다 (オダ / 来る) → 오 (オ) + 았어요 → 왔어요 (ワッソヨ / 来ました)
「ㅜ」母音語幹 + -었어요 → ᅯᆻ어요 (例: 배우다 → 배웠어요)
語幹が「ㅜ」で終わる場合、「ㅜ + ㅓ」が結合して「ᅯ」の音になり、「~웠어요 (ウォッソヨ)」となります。
- 배우다 (ペウダ / 習う) → 배우 (ペウ) + 었어요 → 배웠어요 (ペウォッソヨ / 習いました)
- 주다 (チュダ / あげる) → 주 (チュ) + 었어요 → 줬어요 (チュウォッソヨ → チョッソヨ とも発音されることが多い / あげました)
- 싸우다 (サウダ / 喧嘩する) → 싸우 (サウ) + 었어요 → 싸웠어요 (サウォッソヨ / 喧嘩しました)
「ㅣ」母音語幹 + -었어요 → 였어요 (例: 마시다 → 마셨어요)
語幹が「ㅣ」で終わる場合、「ㅣ + ㅓ」が結合して「ㅕ」の音になり、「~였어요 (ヨッソヨ)」となります。「하다動詞」のパターン3と結果的に同じ形になります。
- 마시다 (マシダ / 飲む) → 마시 (マシ) + 었어요 → 마셨어요 (マショッソヨ / 飲みました)
- 기다리다 (キダリダ / 待つ) → 기다리 (キダリ) + 었어요 → 기다렸어요 (キダリョッソヨ / 待ちました)
- 가르치다 (カルチダ / 教える) → 가르치 (カルチ) + 었어요 → 가르쳤어요 (カルチョッソヨ / 教えました)
発音の際の注意点:リエゾンと濃音化
過去形の「-았/었/였어요」では、パッチムの後に母音が続くため、リエゾン(連音化)が起こります。また、「ㅆ」のパッチムは次の初声を濃音化させることがあります。例えば、「갔어요」は「カッソヨ」と発音されますが、カタカナ表記では限界があるため、実際の音声をたくさん聞いて慣れることが大切です。
ポイント: 縮約形は会話では頻繁に使われるため、最初は基本形から考え、慣れてきたら縮約形を意識して使うようにしましょう。多くの単語に触れることで自然と身についていきます。
【最重要】避けて通れない!変則活用の過去形を完全攻略
韓国語の用言の中には、基本ルール通りに活用せず、語幹の形が不規則に変化するものがあります。これらを「変則活用」と呼びます。過去形を作る際も、これらの変則ルールを理解しておく必要があります。代表的な変則活用とその過去形の作り方を見ていきましょう。

図2: 代表的な変則活用の変化イメージ
「으」変則活用の過去形
語幹が「ㅡ」で終わり、その前に母音がない場合(または「ㅡ」のみの場合)、後ろに「-아요/어요」が付く際に「ㅡ」が脱落します。過去形「-았/었어요」が付くときも同様です。「ㅡ」の前の母音が陽母音(ㅏ,ㅗ)なら「-았어요」、陰母音なら「-었어요」が付きます。「ㅡ」の前に母音がない場合は、陰母音として扱われ「-었어요」が付きます。
- 예쁘다 (イェップダ / きれいだ) → 예쁘 (語幹の最後が「ㅡ」、その前が「ㅖ」(陰母音扱い)) → 예뻤어요 (イェッポッソヨ / きれいでした)
- 쓰다 (スダ / 書く、苦い) → 쓰 (語幹の最後が「ㅡ」、前に母音なし) → 썼어요 (ソッソヨ / 書きました、苦かったです)
- 바쁘다 (パップダ / 忙しい) → 바쁘 (語幹の最後が「ㅡ」、その前が「ㅏ」(陽母音)) → 바빴어요 (パッパッソヨ / 忙しかったです)
- 아프다 (アップダ / 痛い) → 아프 (語幹の最後が「ㅡ」、その前が「ㅏ」(陽母音)) → 아팠어요 (アパッソヨ / 痛かったです)
「ㄷ」変則活用の過去形
語幹が「ㄷ」パッチムで終わり、後ろに母音が続く場合、「ㄷ」が「ㄹ」に変わります。「-았/었어요」が付くときもこのルールが適用されます。
- 듣다 (トゥtタ / 聞く) → 듣 (語幹) + 었어요 → 들었어요 (トゥロッソヨ / 聞きました)
- 걷다 (コtタ / 歩く) → 걷 (語幹) + 었어요 → 걸었어요 (コロッソヨ / 歩きました)
- 묻다 (ムtタ / 尋ねる) → 묻 (語幹) + 었어요 → 물었어요 (ムロッソヨ / 尋ねました) (※「埋める」の意味の「묻다」は変則しません → 묻었어요)
「ㅂ」変則活用の過去形
語幹が「ㅂ」パッチムで終わり、後ろに母音が続く場合、「ㅂ」が脱落し、代わりに「우」が挿入されることが多いです(一部例外あり)。その後ろに「-었어요」が結合し、「-웠어요」の形になります。
- 무섭다 (ムソpタ / 怖い) → 무섭 (語幹) → 무서 + 우 + 었어요 → 무서웠어요 (ムソウォッソヨ / 怖かったです)
- 덥다 (トpタ / 暑い) → 덥 (語幹) → 더 + 우 + 었어요 → 더웠어요 (トウォッソヨ / 暑かったです)
- 춥다 (チュpタ / 寒い) → 춥 (語幹) → 추 + 우 + 었어요 → 추웠어요 (チュウォッソヨ / 寒かったです)
- 어렵다 (オリョpタ / 難しい) → 어렵 (語幹) → 어려 + 우 + 었어요 → 어려웠어요 (オリョウォッソヨ / 難しかったです)
- 例外: 곱다 (コpタ / (色が)きれいだ) → 고왔어요 (コワッソヨ) (「ㅂ」が「오」になる)
- 例外: 돕다 (トpタ / 助ける) → 도왔어요 (トワッソヨ) (「ㅂ」が「오」になる)
例文:
너무 무서웠어요. (ノム ムソウォッソヨ)
とても怖かったです。
어제는 정말 더웠어요. (オジェヌン チョンマl トウォッソヨ)
昨日は本当に暑かったです。
「ㅅ」変則活用の過去形
語幹が「ㅅ」パッチムで終わり、後ろに母音が続く場合、「ㅅ」が脱落します。その後ろに「-았/었어요」が付きます。
- 낫다 (ナtタ / (病気などが)治る、より良い) → 낫 (語幹) + 았어요 → 나았어요 (ナアッソヨ / 治りました、より良かったです)
- 짓다 (チtタ / (家を)建てる、(ご飯を)炊く) → 짓 (語幹) + 었어요 → 지었어요 (チオッソヨ / 建てました、炊きました)
- 붓다 (プtタ / (顔などが)腫れる) → 붓 (語幹) + 었어요 → 부었어요 (プオッソヨ / 腫れました)
注意: 「웃다 (ウtタ / 笑う)」や「벗다 (ポtタ / 脱ぐ)」のように「ㅅ」パッチムでも変則しない動詞もあるので、個別に覚える必要があります。これらは「웃었어요 (ウソッソヨ)」「벗었어요 (ポソッソヨ)」となります。
「ㅎ」変則活用の過去形
語幹が「ㅎ」パッチムで終わる一部の形容詞(主に色を表すものなど)は、後ろに「-아/어」系の語尾が付く際に「ㅎ」が脱落し、母音が「ㅐ」や「ㅒ」に変わることがあります。過去形では「-았/었어요」の影響で「앴어요」や「했어요」の形になることが多いです。
- 그렇다 (クロタ / そうだ) → 그랬어요 (クレッソヨ / そうでした)
- 어떻다 (オトタ / どうだ) → 어땠어요 (オテッソヨ / どうでしたか)
- 빨갛다 (パlガタ / 赤い) → 빨갰어요 (パlゲッソヨ / 赤かったです)
- 노랗다 (ノラタ / 黄色い) → 노랬어요 (ノレッソヨ / 黄色かったです)
「좋다 (チョタ / 良い)」は「ㅎ」パッチムですが変則せず、「좋았어요 (チョアッソヨ)」となります。
「르」変則活用の過去形
語幹が「르」で終わり、その前の母音が陽母音(ㅏ,ㅗ)の場合は「르」が「라」に変わり、さらに「ㄹ」が一つ前の音節のパッチムに追加されます。後ろには「-았어요」が付きます。前の母音が陰母音の場合は「르」が「러」に変わり、同様に「ㄹ」がパッチムに追加され、後ろには「-었어요」が付きます。結果として「-ㄹ랐어요」や「-ㄹ렀어요」の形になります。
- 모르다 (モルダ / 知らない) → 모르 (語幹、前の母音「ㅗ」) → 몰랐어요 (モlラッソヨ / 知りませんでした)
- 부르다 (プルダ / (歌を)歌う、(お腹が)いっぱいだ) → 부르 (語幹、前の母音「ㅜ」) → 불렀어요 (プlロッソヨ / 歌いました、いっぱいでした)
- 고르다 (コルダ / 選ぶ) → 고르 (語幹、前の母音「ㅗ」) → 골랐어요 (コlラッソヨ / 選びました)
- 다르다 (タルダ / 違う) → 다르 (語幹、前の母音「ㅏ」) → 달랐어요 (タlラッソヨ / 違いました)
「러」変則活用の過去形(特殊ケース)
一部の「르」で終わる動詞は、上記「르」変則とは異なり、「러」が挿入される「러変則」をします。数は少ないですが、代表的なものを覚えておきましょう。
- 이르다 (イルダ / (場所に)至る、到着する) → 이르 (語幹) + 어요 → 이르러요 (イルロヨ) → 過去形: 이르렀어요 (イルロッソヨ / 到着しました)
- 푸르다 (プルダ / (空などが)青い) → 푸르 (語幹) + 어요 → 푸르러요 (プルロヨ) → 過去形: 푸르렀어요 (プルロッソヨ / 青かったです)
変則活用の学習ポイント: 変則活用は最初は覚えるのが大変ですが、よく使う単語は限られています。例文の中で何度も目にすることで自然と身についてきます。焦らず、一つ一つ確認しながら進めましょう。
存在を表す「있다」「없다」の過去形
「ある・いる」を意味する「있다 (イッタ)」と、「ない・いない」を意味する「없다 (オpタ)」は、非常によく使われる単語です。これらの過去形も基本ルールに従います。
「있었어요」(ありました、いました)の使い方と例文
「있다」の語幹「있」の最後の母音は「ㅣ」(「ㅏ」「ㅗ」以外)なので、「-었어요」が付き、「있었어요 (イッソッソヨ)」となります。
例文:
어제 재미있는 일이 있었어요. (オジェ チェミインヌン イリ イッソッソヨ)
昨日面白いことがありました。
그때는 돈이 많이 있었어요. (クッテヌン トニ マニ イッソッソヨ)
その時はお金がたくさんありました。
정보가 있었어요. (チョンボガ イッソッソヨ)
情報がありました。
「없었어요」(ありませんでした、いませんでした)の使い方と例文
「없다」の語幹「없」の最後の母音は「ㅓ」(「ㅏ」「ㅗ」以外)なので、「-었어요」が付き、「없었어요 (オpソッソヨ)」となります。
例文:
시간이 별로 없었어요. (シガニ ピョlロ オpソッソヨ)
時間がぜんぜんありませんでした。
그 식당에는 사람이 한 명도 없었어요. (ク シkタンエヌン サラミ ハン ミョンド オpソッソヨ)
その食堂には人が一人もいませんでした。
마음의 여유가 없었어요. (マウメ ヨユガ オpソッソヨ)
心の余裕がなかったです。
ヘヨ体過去形の否定文:「안 ~았/었/였어요」と「~지 않았어요」
過去の出来事を否定する表現も重要です。ヘヨ体の過去形には、主に2つの否定の形があります。
シンプルな否定「안」+ 過去形
動詞や形容詞の過去形の前に「안 (アン)」を付けることで、「~しませんでした」「~くありませんでした」という意味になります。比較的簡単に作れる否定形です。
例文:
공부 안 했어요. (コンブ アネッソヨ)
勉強しませんでした。
어제 영화 안 봤어요. (オジェ ヨンファ アm パッソヨ)
昨日、映画を見ませんでした。
그 옷은 안 비쌌어요. (ク オスン アm ピサッソヨ)
その服は高くありませんでした。
ただし、「하다動詞」以外の動詞・形容詞で「안」を使う場合、「안」は用言の直前に置かれます。
丁寧な否定「~지 않았어요」
動詞や形容詞の語幹に「~지 않았어요 (チ アナッソヨ)」を付ける形もよく使われます。「~ませんでした」「~くありませんでした」という意味で、「안」よりも少し丁寧なニュアンスを持つことがあります。
例文:
긴장하지 않았어요. (キンジャンハジ アナッソヨ)
緊張しませんでした。
아침을 먹지 않았어요. (アチムl モkチ アナッソヨ)
朝ごはんを食べませんでした。
그렇게 춥지 않았어요. (クロッケ チュpチ アナッソヨ)
そんなに寒くありませんでした。
「안」と「~지 않다」のニュアンスの違いと使い分け
一般的に、「~지 않았어요」の方が「안 ~았/었/였어요」よりもやや硬い、または少し丁寧な響きがあるとされます。しかし、日常会話ではどちらも頻繁に使われ、意味の大きな違いはありません。長い動詞句(例:「이야기하고 싶지 않았어요 / 話したくありませんでした」)の場合は、「~지 않았어요」の方が自然に聞こえることが多いです。どちらの形にも慣れておくと良いでしょう。
名詞の過去形:「~이었어요/였어요」と否定形「~이/가 아니었어요」
名詞を使って「~でした」「~ではありませんでした」と表現する場合の過去形も見ていきましょう。

図3: 名詞の過去形の作り方
名詞 + 「~이었어요/였어요」(~でした)
名詞に付けて「~でした」と過去を表すには、「~이었어요 (イオッソヨ)」または「~였어요 (ヨッソヨ)」を使います。使い分けは、名詞の最後の文字にパッチムがあるかないかです。
- 名詞の最後にパッチムがある場合: 「~이었어요」
- 例: 학생 (ハkセン / 学生) + 이었어요 → 학생이었어요 (ハkセンイオッソヨ / 学生でした)
- 例: 선생님 (ソンセンニm / 先生) + 이었어요 → 선생님이었어요 (ソンセンнимиオッソヨ / 先生でした)
- 名詞の最後にパッチムがない場合: 「~였어요」
- 例: 의사 (ウィサ / 医者) + 였어요 → 의사였어요 (ウィサヨッソヨ / 医者でした)
- 例: 친구 (チング / 友達) + 였어요 → 친구였어요 (チングヨッソヨ / 友達でした)
例文:
여기는 큰 도로였어요. (ヨギヌン クン トロヨッソヨ)
ここは大きい道路でした。
그 사람은 제 첫사랑이었어요. (ク サラムン チェ チョッサランイオッソヨ)
その人は私の初恋の人でした。
名詞 + 「~이/가 아니었어요」(~ではありませんでした)
名詞の過去の否定形「~ではありませんでした」は、「~이 아니었어요 (イ アニオッソヨ)」または「~가 아니었어요 (カ アニオッソヨ)」を使います。これも名詞の最後のパッチムの有無で使い分けます。
- 名詞の最後にパッチムがある場合: 「~이 아니었어요」
- 例: 사실 (サシl / 事実) + 이 아니었어요 → 사실이 아니었어요 (サシリアニオッソヨ / 事実ではありませんでした)
- 名詞の最後にパッチムがない場合: 「~가 아니었어요」
- 例: 거짓말 (コジンマl / 嘘) → 「말」にパッチムがあるので、거짓말이 아니었어요 (コジンマリ アニオッソヨ / 嘘ではありませんでした) ※これは「嘘」という複合名詞で最後が「말」。単に「거짓 (嘘)」なら「거짓이 아니었어요」。
- 例: 농담 (ノンダm / 冗談) + 이 아니었어요 → 농담이 아니었어요 (ノンダミ アニオッソヨ / 冗談ではありませんでした)
- 例: 가수 (カス / 歌手) + 가 아니었어요 → 가수가 아니었어요 (カスガ アニオッソヨ / 歌手ではありませんでした)
例文:
고양이가 아니었어요. 사람이었어요. (コヤンイガ アニオッソヨ。サラミオッソヨ)
猫じゃなかったです。人でした。
그건 제 생각이 아니었어요. (クゴン チェ センガギ アニオッソヨ)
それは私の考えではありませんでした。
【実践練習】ヘヨ体過去形を使った会話フレーズ集
ここまで学んだことを使って、実際の会話でどのようにヘヨ体の過去形が使われるか見てみましょう。
日常会話での例文:
A: 어제 뭐 했어요? (オジェ ムォ ヘッソヨ? / 昨日何をしましたか?)
B: 집에서 영화 봤어요. 정말 재미있었어요! (チベソ ヨンファ パッソヨ。チョンマl チェミイッソッソヨ! / 家で映画を見ました。本当に面白かったです!)
A: 그래요? 저는 친구하고 같이 저녁 먹었어요. (クレヨ?チョヌン チングハゴ カチ チョニョk モゴッソヨ。/ そうですか?私は友達と一緒に夕食を食べました。)
B: 어디에 갔어요? 맛있었어요? (オディエ カッソヨ? マシッソッソヨ? / どこへ行きましたか?美味しかったですか?)
A: 새로 생긴 이탈리아 식당에 갔는데, 생각보다 별로였어요. (セロ センギン イタリア シkタンエ カンヌンデ、センガkポダ ピョlロヨッソヨ。 / 新しくできたイタリアンレストランへ行ったんですが、思ったよりいまいちでした。)
日記や作文で使える表現:
「지난 주말에는 가족들과 함께 부산에 갔어요. 날씨가 아주 좋았고, 바다도 정말 예뻤어요. 맛있는 해산물도 많이 먹었어요. 하지만 사람이 너무 많아서 조금 피곤했어요. 그래도 즐거운 여행이었어요.」
(訳:先週末は家族と一緒に釜山へ行きました。天気がとても良く、海も本当にきれいでした。美味しい海産物もたくさん食べました。でも人がとても多くて少し疲れました。それでも楽しい旅行でした。)
まとめ:ヘヨ体過去形をマスターして韓国語表現を豊かに!
今回の記事では、韓国語のヘヨ体の過去形について、基本の作り方から縮約、変則活用、否定文、名詞の過去形まで詳しくご紹介しました。過去形の作り方は、現在形のヘヨ体に似ている部分も多く、ルールを理解すれば意外と簡単に覚えられるのではないでしょうか?
ヘヨ体の過去形は、韓国語でのコミュニケーションにおいて非常に重要です。これをマスターすることで、表現の幅が格段に広がり、より自然で豊かな会話ができるようになります。最初は難しく感じるかもしれませんが、たくさんの例文に触れ、実際に使ってみることで必ず上達します。
ぜひ、今日から積極的に過去のことについて話したり書いたりしてみてくださいね。あなたの韓国語学習を応援しています!