【完全ガイド】韓国語あいうえお表|日本語50音対応ハングル一覧で名前も地名もスラスラ書ける!

「好きなK-POPアイドルの名前をハングルで書いてみたい!」
「韓国旅行で、看板やメニューを少しでも読めたらもっと楽しいのに…」
「自分の名前をハングルで表記するとどうなるんだろう?」

そんな風に思ったことはありませんか?韓国の文化に触れる中で、ハングルという独特で魅力的な文字に興味を持つ方は非常に多いです。しかし、いざ学ぼうとすると「何から手をつければいいか分からない」「反切表(韓国の五十音図)は難しそう」と感じて、最初の一歩を踏み出せないでいるかもしれません。

ご安心ください。そのお悩み、この記事一枚で解決します。

実は、私たち日本人にとって最も効率的で簡単なハングルの学び方、それは「日本語のあいうえお順」で覚えることなのです。この記事では、日本語の50音とハングルを完全対応させた「韓国語あいうえお表」を、見やすい一覧形式で徹底的に解説します。さらに、単なる文字の対応だけでなく、日本語を正しくハングルで表記するための重要なルールや、ネイティブに近い発音のコツまで、深く掘り下げていきます。

この記事を最後まで読めば、あなたはただハングルを「知っている」だけでなく、「使える」レベルに到達できるでしょう。自分の名前はもちろん、好きな有名人や地名、さらには簡単な単語まで、スラスラとハングルで書けるようになります。もし、さらに本格的な学習に興味が湧いたら、質の高い指導で定評のある韓国語教室で学ぶという次のステップも見えてくるはずです。さあ、私たちと一緒に、ハングルの扉を開けてみましょう!

目次 [ close ]
  1. まずはここから!日本語の50音に対応する韓国語あいうえお表(ハングル一覧)
    1. 清音(あ行~わ行)ハングル対応表
    2. 濁音(が行~ば行)と半濁音(ぱ行)ハングル対応表
    3. 拗音(きゃ行~みゃ行)ハングル対応表
  2. なぜ「あいうえお順」が韓国語学習の第一歩に最適なのか?
    1. 日本人にとっての圧倒的な馴染みやすさ
    2. ハングルの反切表(カナダラ順)との違いと学習順序
  3. 超重要!日本語をハングルで正しく美しく書くための5つの黄金ルール
    1. ルール1:長音(ー)は表記しないのが基本(例:東京、佐藤)
    2. ルール2:「ん」の表記はパッチム「ㄴ」を基本とする
    3. ルール3:小さい「っ」の表記はパッチム「ㅅ」を使う
    4. ルール4:語頭の「カ行・タ行・チャ行」は激音で表現する(濁らせない工夫)
    5. ルール5:「つ」「す」「ず」など、特殊な母音の使い分けをマスターする
  4. 実践編!あいうえお表を使って自分の名前や好きな言葉を書いてみよう
    1. 【名前編】日本人の名前をハングルで書いてみる(例文30選)
    2. 【地名編】日本の地名をハングルで書いてみる(例文20選)
    3. 【応用編】推しの名前や好きなアニメ・漫画の言葉を書いてみよう(例文20選)
  5. 表だけでは分からない!ハングルのネイティブ発音をマスターする3つのコツ
    1. コツ1:激音と濃音 ― 息のコントロールが鍵
    2. コツ2:母音の口の形 ― 日本語にない「オ」と「ウ」を区別する
    3. コツ3:パッチム(終声) ― 日本語にはない“音のブレーキ”を意識する
  6. さらにステップアップ!韓国語学習を加速させる次のアクション
    1. スマホ・PCでのハングルキーボード入力方法
    2. 反切表(カナダラ表)学習への挑戦
    3. 独学に限界を感じたら?最短で上達する選択肢
  7. まとめ:あいうえお表は韓国語の世界への最高のパスポート

まずはここから!日本語の50音に対応する韓国語あいうえお表(ハングル一覧)

何はともあれ、まずは基本となる一覧表を見てみましょう。日本語の「あいうえお」が、ハングルではどのように表記されるのか、その対応関係を視覚的に掴むことが最初のステップです。ここでは「清音」「濁音・半濁音」「拗音」の3つのパートに分けて、網羅的にご紹介します。

清音(あ行~わ行)ハングル対応表

日本のひらがな・カタカナの基本となる音の一覧です。ハングルは1種類なので、ひらがなもカタカナも同じ文字で表記します。

あ段 い段 う段 え段 お段
あ行 あ / ア
い / イ
う / ウ
え / エ
お / オ
か行 か / カ
카 (가)
き / キ
키 (기)
く / ク
쿠 (구)
け / ケ
케 (게)
こ / コ
코 (고)
さ行 さ / サ
し / シ
す / ス
せ / セ
そ / ソ
た行 た / タ
타 (다)
ち / チ
치 (지)
つ / ツ
て / テ
테 (데)
と / ト
토 (도)
な行 な / ナ
に / ニ
ぬ / ヌ
ね / ネ
の / ノ
は行 は / ハ
ひ / ヒ
ふ / フ
へ / ヘ
ほ / ホ
ま行 ま / マ
み / ミ
む / ム
め / メ
も / モ
や行 や / ヤ
ゆ / ユ
よ / ヨ
ら行 ら / ラ
り / リ
る / ル
れ / レ
ろ / ロ
わ行 わ / ワ
を / ヲ
ん / ン

か行とた行に2種類のハングルが記載されている理由については、後の「ルール4」で詳しく解説しますので、今は「そういうものか」と軽く眺めておいてください。

濁音(が行~ば行)と半濁音(ぱ行)ハングル対応表

次に、点々(゛)と丸(゜)がつく音の対応表です。日本語では元の文字に記号を付けますが、ハングルでは全く違う文字になるものもあり、面白い発見があります。

あ段 い段 う段 え段 お段
が行 が / ガ
ぎ / ギ
ぐ / グ
げ / ゲ
ご / ゴ
ざ行 ざ / ザ
じ / ジ
ず / ズ
ぜ / ゼ
ぞ / ゾ
だ行 だ / ダ
ぢ / ヂ
づ / ヅ
で / デ
ど / ド
ば行 ば / バ
び / ビ
ぶ / ブ
べ / ベ
ぼ / ボ
ぱ行 ぱ / パ
ぴ / ピ
ぷ / プ
ぺ / ペ
ぽ / ポ

拗音(きゃ行~みゃ行)ハングル対応表

「きゃ」「しゅ」「ちょ」のように、小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」がつく音です。ハングルでは母音部分を組み合わせることでこれらの音を表現します。

ゃ / ャ 段 ゅ / ュ 段 ょ / ョ 段
きゃ行 きゃ / キャ
캬 (갸)
きゅ / キュ
큐 (규)
きょ / キョ
쿄 (교)
しゃ行 しゃ / シャ
しゅ / シュ
しょ / ショ
ちゃ行 ちゃ / チャ
차 (자)
ちゅ / チュ
추 (주)
ちょ / チョ
초 (조)
にゃ行 にゃ / ニャ
にゅ / ニュ
にょ / ニョ
ひゃ行 ひゃ / ヒャ
ひゅ / ヒュ
ひょ / ヒョ
みゃ行 みゃ / ミャ
みゅ / ミュ
みょ / ミョ
りゃ行 りゃ / リャ
りゅ / リュ
りょ / リョ
ぎゃ行 ぎゃ / ギャ
ぎゅ / ギュ
ぎょ / ギョ
じゃ行 じゃ / ジャ
じゅ / ジュ
じょ / ジョ
びゃ行 びゃ / ビャ
びゅ / ビュ
びょ / ビョ
ぴゃ行 ぴゃ / ピャ
ぴゅ / ピュ
ぴょ / ピョ

なぜ「あいうえお順」が韓国語学習の第一歩に最適なのか?

さて、一覧表をご覧いただきましたが、ここで一度立ち止まって考えてみましょう。なぜ、韓国の公式な学習法である「カナダラ順」ではなく、わざわざ日本語の「あいうえお順」で学ぶことが推奨されるのでしょうか。それには、日本人学習者にとって明確なメリットがあるからです。

日本人にとっての圧倒的な馴染みやすさ

答えは非常にシンプルです。私たちは物心ついた時から「あいうえお」の順番に慣れ親しんでいます。この体に染みついた順番をガイドにすることで、未知の文字であるハングルを既知の枠組みに当てはめて、スムーズに頭に入れることができるのです。これは、全く新しい地図を見るのではなく、よく知っている地図に新しい建物を書き加えていく作業に似ています。学習初期の心理的なハードルを劇的に下げ、挫折を防ぐ効果があります。

ハングルの反切表(カナダラ順)との違いと学習順序

一方で、韓国の子どもたちが学ぶのは「反切表(반절표)」と呼ばれる一覧表です。これは子音「ㄱ, ㄴ, ㄷ, ㄹ… (カ, ナ, タ, ラ…)」と母音「ㅏ, ㅑ, ㅓ, ㅕ… (ア, ヤ, オ, ヨ…)」をマトリクス状に組み合わせたもので、非常に論理的で優れた仕組みを持っています。

学習のベストな順番

  1. ステップ1:あいうえお表
    まずは日本語の音を基準に、対応するハングルの「形」と「おおよその音」を覚える。
  2. ステップ2:反切表
    ハングルの仕組みそのものを理解し、文字の組み合わせルールを体系的に学ぶ。

この順番で学ぶことで、日本人学習者は最も効率的にハングルの世界に入っていくことができます。「あいうえお表」は、いわば韓国語の世界への優しい案内人なのです。

虫眼鏡で日本語の「東京」とハングルの「도쿄」を見比べているイラスト

日本語をハングルにするには、いくつかの重要なルールがあります

超重要!日本語をハングルで正しく美しく書くための5つの黄金ルール

あいうえお表で文字の対応が分かったら、次はいよいよ実践です。しかし、ただ日本語の音をハングルに置き換えるだけでは、ネイティブには不自然に聞こえたり、意図が伝わらなかったりすることがあります。ここでは、日本語をハングル表記する際に絶対に押さえておきたい5つの黄金ルールを、豊富な例文と共に徹底解説します。

ルール1:長音(ー)は表記しないのが基本(例:東京、佐藤)

日本語の「ラーメン」「コーヒー」や「東京(とうきょう)」「大阪(おおさか)」のように、音を伸ばす「長音」は、ハングル表記では原則として表記しません。これは英語で「Tokyo」「Osaka」と書くのと同じ感覚です。

【例文】

  • 東京 (とうきょう) → 도우쿄우 (X)도쿄 (O)
  • 京都 (きょうと) → 쿄우토 (X)교토 (O)
  • 佐藤 (さとう) → 사토우 (X)사토 (O)
  • 優子 (ゆうこ) → 유우코 (X)유코 (O)
  • ラーメン → 라아멘 (X)라면 (O)

ルール2:「ん」の表記はパッチム「ㄴ」を基本とする

日本語の「ん」は、実は後ろに来る音によって発音が微妙に変化しますが、ハングルで日本語を表記する場合は、基本的にパッチムの「ㄴ」を使えばOKです。パッチムとは、ハングル文字の下の部分につく子音のことで、日本語の「ん」や「っ」のような役割を果たします。

【例文】

  • 新宿 (しんじゅく) → 신주쿠
  • 新幹線 (しんかんせん) → 신칸센
  • 純平 (じゅんぺい) → 준페이
  • 本田 (ほんだ) → 혼다
  • 簡単 (かんたん) → 간단 (※韓国語の単語としても存在します)

ルール3:小さい「っ」の表記はパッチム「ㅅ」を使う

音を詰まらせる小さい「っ」(促音)は、ハングルではパッチムの「ㅅ」で表現します。この「ㅅ」は、単独で発音すると「サ行」の音ですが、パッチムとして使われると、次の音を強く発音させる「っ」の役割を担います。

【例文】

  • 札幌 (さっぽろ) → 삿포로
  • 六本木 (ろっぽんぎ) → 롯폰기
  • 別府 (べっぷ) → 벳푸
  • 日活 (にっかつ) → 닛카쓰
  • 切手 (きって) → 깃테

ルール4:語頭の「カ行・タ行・チャ行」は激音で表現する(濁らせない工夫)

ここが最も重要で、少し複雑なルールです。ハングルの「ㄱ(k/g)」「ㄷ(t/d)」「ㅈ(ch/j)」などの文字(平音)は、単語の先頭(語頭)に来ると濁らず、文中(語中)に来ると自然に濁るという性質があります。

例えば「가」は、語頭なら「カ」、語中なら「ガ」と発音されます。そのため、日本人の名前「たなか」をそのまま「다나가」と書くと、韓国人には「タナ」と読まれてしまいます。

これを避けるため、語頭や、語中でも濁らせたくない「か・た・ちゃ」の音には、息を強く吐き出す「激音」と呼ばれる別の文字を使います。

濁らせないための使い分け

  • 「か」の音:語頭や濁らせない場合は 、濁る場合は
  • 「た」の音:語頭や濁らせない場合は 、濁る場合は
  • 「ちゃ」の音:語頭や濁らせない場合は 、濁る場合は

【例文】

  • 田中 (たなか) → 다나가 (X)다나카 (O) (2文字目の「か」を激音にする)
  • 高橋 (たかはし) → 다가하시 (X)다카하시 (O)
  • 加藤 (かとう) → 가토 (X)카토 (O) (語頭の「か」を激音にする)
  • 千葉 (ちば) → 지바 (X)치바 (O) (語頭の「ち」を激音にする)

ルール5:「つ」「す」「ず」など、特殊な母音の使い分けをマスターする

ほとんどの日本語はハングルの母音「아(ア), 이(イ), 우(ウ), 에(エ), 오(オ)」の組み合わせで表現できますが、一部例外があります。特に「つ」「す」「ず」は、日本語の「ウ」とは少し違う、口を横に引いて「ウー」と発音する母音「ㅡ (ウ)」を使います。

【例文】

  • つ → (「수」ではない)
  • す → (「수」は「しゅ」に近い音になる)
  • ず / づ → (「주」は「じゅ」の音になる)
  • 鈴木 (すずき) → 스즈키
  • 松村 (まつむら) → 마쓰무라
様々な日本人がハングルで書かれた自分のネームプレートを持って笑っているイラスト

ルールを覚えれば、どんな名前もハングルで書けるようになります

実践編!あいうえお表を使って自分の名前や好きな言葉を書いてみよう

ルールを学んだら、いよいよ腕試しです!ここでは、日本の名前や地名、そして少しマニアックな応用例まで、たくさんの例文をご用意しました。上記の5つのルールがどのように適用されているかを確認しながら、自分の名前や好きな言葉をハングルに変換する練習をしてみましょう。

【名前編】日本人の名前をハングルで書いてみる(例文30選)

日本の一般的な苗字や名前をハングルにしてみました。あなたの名前や、友人の名前はありますか?

  • 1. 佐藤 (さとう) → 사토 (ルール1)
  • 2. 鈴木 (すずき) → 스즈키 (ルール5)
  • 3. 高橋 (たかはし) → 다카하시 (ルール4)
  • 4. 田中 (たなか) → 다나카 (ルール4)
  • 5. 渡辺 (わたなべ) → 와타나베
  • 6. 伊藤 (いとう) → 이토 (ルール1)
  • 7. 中村 (なかむら) → 나카무라 (ルール4)
  • 8. 小林 (こばやし) → 고바야시 (ルール4)
  • 9. 加藤 (かとう) → 카토 (ルール1, 4)
  • 10. 吉田 (よしだ) → 요시다
  • 11. 山田 (やまだ) → 야마다
  • 12. 佐々木 (ささき) → 사사키
  • 13. 山本 (やまもと) → 야마모토
  • 14. 松本 (まつもと) → 마쓰모토 (ルール5)
  • 15. 井上 (いのうえ) → 이노우에
  • 16. 木村 (きむら) → 기무라
  • 17. 林 (はやし) → 하야시
  • 18. 斎藤 (さいとう) → 사이토 (ルール1)
  • 19. 清水 (しみず) → 시미즈
  • 20. 近藤 (こんどう) → 곤도 (ルール1, 2)
  • 21. 健太 (けんた) → 겐타 (ルール2)
  • 22. 太郎 (たろう) → 타로 (ルール1, 4)
  • 23. 花子 (はなこ) → 하나코 (ルール4)
  • 24. 愛美 (まなみ) → 마나미
  • 25. 슌 (しゅん) → (ルール2)
  • 26. 京子 (きょうこ) → 교코 (ルール1, 4)
  • 27. 直樹 (なおき) → 나오키
  • 28. 結衣 (ゆい) → 유이
  • 29. 拓也 (たくや) → 다쿠야 (ルール4)
  • 30. 美月 (みつき) → 미쓰키 (ルール5)

【地名編】日本の地名をハングルで書いてみる(例文20選)

旅行先や出身地など、お馴染みの地名をハングルで見てみましょう。

  • 1. 北海道 (ほっかいどう) → 홋카이도 (ルール1, 3, 4)
  • 2. 東京 (とうきょう) → 도쿄 (ルール1, 4)
  • 3. 横浜 (よこはま) → 요코하마 (ルール4)
  • 4. 名古屋 (なごや) → 나고야
  • 5. 京都 (きょうと) → 교토 (ルール1, 4)
  • 6. 大阪 (おおさか) → 오사카 (ルール1)
  • 7. 神戸 (こうべ) → 고베 (ルール1, 4)
  • 8. 広島 (ひろしま) → 히로시마
  • 9. 福岡 (ふくおか) → 후쿠오카
  • 10. 沖縄 (おきなわ) → 오키나와
  • 11. 札幌 (さっぽろ) → 삿포로 (ルール3)
  • 12. 仙台 (せんだい) → 센다이 (ルール2)
  • 13. 渋谷 (しぶや) → 시부야
  • 14. 新宿 (しんじゅく) → 신주쿠 (ルール2)
  • 15. 銀座 (ぎんざ) → 긴자 (ルール2)
  • 16. 浅草 (あさくさ) → 아사쿠사
  • 17. 富士山 (ふじさん) → 후지산
  • 18. 箱根 (はこね) → 하코네 (ルール4)
  • 19. 金沢 (かなざわ) → 가나자와
  • 20. 別府 (べっぷ) → 벳푸 (ルール3)

【応用編】推しの名前や好きなアニメ・漫画の言葉を書いてみよう(例文20選)

学習のモチベーションを上げるには、自分の「好き」と結びつけるのが一番です。ここでは、K-POPアイドルや日本の芸能人、アニメのキャラクター名などをハングル表記にしてみました。

  • 1. 鬼滅の刃 (きめつのやいば) → 귀멸의 칼날 (※これは意訳題)
  • 2. 竈門炭治郎 (かまどたんじろう) → 가마도 탄지로 (ルール1,2,4)
  • 3. 呪術廻戦 (じゅじゅつかいせん) → 주술회전 (※これも意訳題)
  • 4. 五条悟 (ごじょうさとる) → 고죠 사토루 (ルール1,4)
  • 5. ドラえもん → 도라에몽
  • 6. ピカチュウ → 피카츄 (ルール4)
  • 7. となりのトトロ → 이웃집 토토로 (※意訳題)
  • 8. 千と千尋の神隠し (せんとちひろのかみかくし) → 센과 치히로의 행방불명 (※意訳題)
  • 9. 木村拓哉 (きむらたくや) → 기무라 타쿠야 (ルール4)
  • 10. 嵐 (あらし) → 아라시
  • 11. 平野紫耀 (ひらのしょう) → 히라노 쇼 (ルール1)
  • 12. 宮脇咲良 (みやわきさくら) → 미야와키 사쿠라
  • 13. 羽生結弦 (はにゅうゆづる) → 하뉴 유즈루 (ルール1,5)
  • 14. 大谷翔平 (おおたにしょうへい) → 오타니 쇼헤이 (ルール1)
  • 15. 任天堂 (にんてんどう) → 닌텐도 (ルール1,2)
  • 16. トヨタ → 도요타 (ルール4)
  • 17. ユニクロ → 유니클로
  • 18. ジブリ → 지브리
  • 19. オタク → 오타쿠 (ルール4)
  • 20. かわいい → 가와이이
人の横顔と口元を図解し、発音のコツを示したイラスト

文字だけでなく「音」の仕組みを知ると、さらに韓国語が面白くなります

表だけでは分からない!ハングルのネイティブ発音をマスターする3つのコツ

あいうえお表とルールを使えば、日本語をハングルで「書く」ことは完璧に近づきます。しかし、韓国語の魅力を最大限に味わうには、やはり「発音」が欠かせません。ここでは、カタカナ表記だけでは絶対に伝わらない、ネイティブらしい発音のコツを3つご紹介します。

コツ1:激音と濃音 ― 息のコントロールが鍵

韓国語には、日本語にはない「音の区別」があります。それが「平音・激音・濃音」の3種類です。ルール4で登場した「激音」もその一つです。

  • 平音 (例: ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈ): 息を抑え気味に、普通に発音する音。「가(カ/ガ)」「다(タ/ダ)」など。
  • 激音 (例: ㅋ, ㅌ, ㅍ, ㅊ): 息を強く、激しく吐き出しながら発音する音。口の前にティッシュを垂らすと、激しくなびくイメージです。「카(カ!)」「타(タ!)」。
  • 濃音 (例: ㄲ, ㄸ, ㅃ, ㅆ, ㅉ): 息を完全に止め、喉を緊張させてから一気に破裂させるように出す音。日本語の「っか」「った」のように詰まる音に近いです。「까(ッカ)」「따(ッタ)」。

例えば「불(プル)」は「火」、「풀(プル)」は「草」、「뿔(ップル)」は「角」と、息の出し方だけで全く意味が変わってしまいます。この違いを意識するだけで、あなたの韓国語は一気にネイティブらしくなります。

コツ2:母音の口の形 ― 日本語にない「オ」と「ウ」を区別する

日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、韓国語にはさらに多くの母音が存在します。特に日本人が混同しやすいのが、「オ」と「ウ」の音です。

  • ㅗ (オ): 日本語の「オ」よりも唇を丸くすぼめて、前に突き出して発音します。「오(オ)」
  • ㅓ (オ): 日本語の「ア」の口の形で「オ」と発音するイメージ。あまり唇を丸めず、リラックスして発音します。「어(オ)」
  • ㅜ (ウ): 日本語の「ウ」よりも唇をしっかり丸めて、タコのように前に突き出して発音します。「우(ウ)」
  • ㅡ (ウ): ルール5で出てきた母音です。唇を丸めず、横に「イー」と引いた形のまま「ウ」と発音します。「으(ウ)」

この口の形を意識するだけで、通じやすさが格段にアップします。鏡を見ながら練習するのがおすすめです。

コツ3:パッチム(終声) ― 日本語にはない“音のブレーキ”を意識する

ルール2と3で登場した「パッチム」は、韓国語の音の印象を決定づける重要な要素です。日本語の音は基本的に「子音+母音」で終わりますが(例:ka, sa, ta)、韓国語ではパッチムによって「子音」で音が終わることが頻繁にあります。

例えば「밥(ご飯)」は「bap」のように、最後の「p」の音で唇を閉じて音を止めます。「バップ」と母音を付け足すのではなく、「バッ(プ)」と息を止めるイメージです。この“音のブレーキ”感覚を掴むことが、流暢な韓国語への近道です。

さらにステップアップ!韓国語学習を加速させる次のアクション

あいうえお表をマスターし、ハングルが読める・書けるようになったら、あなたの目の前にはさらに広大な韓国語の世界が広がっています。ここで満足せず、次のステップに進んでみましょう。

スマホ・PCでのハングルキーボード入力方法

覚えたハングルを実際にデジタルで使ってみましょう。スマホやPCに韓国語キーボードを追加すれば、友達とのメッセージやSNSでハングルが使えるようになります。設定はとても簡単です。

  • スマートフォン (iPhone/Android): 「設定」→「一般」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」から「韓国語」→「標準」を選択します。
  • PC (Windows/Mac): 「言語設定」や「入力ソース」から韓国語を追加します。

キーボードの配列は反切表がベースになっているので、次のステップである反切表学習への良い準備にもなります。

反切表(カナダラ表)学習への挑戦

あいうえお表でハングルに慣れた今なら、反切表も怖くありません。子音と母音の組み合わせで文字ができあがるハングルの論理的な仕組みを理解すると、単語の暗記効率が飛躍的に向上します。

独学に限界を感じたら?最短で上達する選択肢

文字や単語を覚えることは一人でも可能ですが、正しい発音の習得や、自然な会話表現を学ぶには、やはりネイティブから直接フィードバックをもらうのが一番の近道です。もし「もっと本格的に学びたい」「会話ができるようになりたい」と感じたら、プロの講師に教えてもらうことを検討してみましょう。体系的なカリキュラムで効率よく学べるだけでなく、同じ目標を持つ仲間と出会えることも大きな魅力です。

まとめ:あいうえお表は韓国語の世界への最高のパスポート

今回は、日本語の「あいうえお表」をベースにしたハングルの学習法を、基本の一覧表から、日本語を表記するための具体的なルール、さらにはネイティブライクな発音のコツまで、徹底的に解説しました。

この記事のポイント

  • 日本人には「あいうえお順」が一番分かりやすい!
  • 5つの黄金ルール(長音、ん、っ、濁音、特殊母音)を覚えれば完璧!
  • 自分の名前や好きな言葉を書くことで、学習はもっと楽しくなる!
  • 発音は「息遣い」と「口の形」が鍵!

「韓国語あいうえお表」は、あなたが韓国語という新しい世界に足を踏み入れるための、最も優しく、そして強力なパスポートです。この表を片手に、まずはあなたの名前をハングルで書いてみてください。その小さな一歩が、いずれ韓国ドラマを字幕なしで楽しんだり、韓国人の友達と自由に会話したりする未来に繋がっています。

あなたの韓国語学習の旅が、楽しく実り多いものになることを心から応援しています!

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ソヨン (서연) この記事を書いた人

講師歴20年超、ソウル出身のネイティブスピーカー。延世大学卒業後、明治大学で学ぶ。大阪朱友外語学院、アイザック外国語学校、龍谷大学外国語文化センター等での豊富な講師経験に加え、同時通訳経験も有する。
ネイティブならではの綺麗な標準語の発音指導。初級からビジネス、通訳レベルまで、学習者のレベルと目標に合わせた体系的かつ実践的なレッスン構築。
長年の指導経験に基づき、多くの学習者を目標達成(試験合格、流暢な会話力習得など)に導く。「使える」韓国語を確実に習得させる指導力に定評があり、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。