韓国語の間接話法を完全マスター!種類別の使い方と豊富な例文で徹底解説
韓国ドラマのセリフやK-POPの歌詞、そして日常会話の中で、誰かが言ったことを伝えたり、聞いたりする場面は数多くあります。そんな時、韓国語では「間接話法」という表現方法が非常に重要になります。直接話法(例:「”行きます”と言いました」)ももちろん使われますが、間接話法を使いこなすことで、より自然で流暢な韓国語表現が可能になるのです。
「間接話法って難しそう…」「どうやって作るの?」「種類が多くて覚えられない!」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご安心ください!この記事では、韓国語の間接話法の基本から応用まで、平叙文、疑問文、勧誘文、命令文の4つのタイプに分け、それぞれの作り方と使い方を豊富な例文と共に徹底的に解説します。さらに、日常会話で頻繁に使われる縮約形やパンマル(タメ口)での表現も網羅。この記事を読めば、あなたも韓国語の間接話法を自信を持って使えるようになるはずです。
目次
韓国語の間接話法とは?~基本と重要性~
まず、間接話法の基本的な概念と、なぜ韓国語学習において重要なのかを見ていきましょう。
直接話法と間接話法の違い
誰かの言葉を伝えるとき、大きく分けて2つの方法があります。
- 直接話法 (직접 화법): 話し手の言葉をそのまま引用符(「」、“ ”)を使って伝える方法です。
- 例:수지 씨가 “오늘 바빠요”라고 말했어요. (スジさんが「今日忙しいです」と言いました。)
- 間接話法 (간접 화법): 話し手の言葉を、引用符を使わずに、伝える人の視点から言葉を置き換えて伝える方法です。この際、文末表現などが変化します。
- 例:수지 씨가 오늘 바쁘다고 말했어요. (スジさんが今日忙しいと言いました。)
日本語でも「~と言いました」と「~とのことです/~だそうです」のように使い分けますが、韓国語では特に会話において間接話法が非常に頻繁に使われるため、マスターすることが自然なコミュニケーションへの近道となります。
なぜ間接話法を学ぶべきなのか?
間接話法を学ぶメリットは多岐にわたります。
- より自然な会話表現: 韓国人は日常会話で間接話法を多用します。これを使いこなせると、よりネイティブに近い自然な韓国語になります。
- 情報伝達の正確性: 誰から聞いた情報なのか、どんな内容だったのかを正確に伝えるために不可欠です。
- 聞き取り能力の向上: ドラマや映画、実際の会話で間接話法が頻出するため、リスニング力アップにも繋がります。
- 文章作成能力の向上: レポートやメールなど、書き言葉でも間接話法は活用されます。
最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、パターンを掴めば意外と簡単です。一つずつ丁寧に見ていきましょう。
【種類別】韓国語の間接話法の作り方と使い方
韓国語の間接話法は、元の文が「平叙文(~だ)」「疑問文(~か?)」「勧誘文(~しよう)」「命令文(~しろ)」のどれかによって、形が変わります。それぞれのパターンを見ていきましょう。引用する際に使われる代表的な動詞は 하다
(言う) ですが、他にも 말하다
(話す)、듣다
(聞く)、묻다
(尋ねる)、전하다
(伝える) などがあります。
1. 平叙文の間接話法:「~다고 하다」(~だと言う、~だそうだ)
事実や情報を伝える平叙文を間接話法にする場合は、~다고 하다
の形が基本です。品詞や時制によって語尾が少し変化します。
現在形
- 動詞の語幹 +
ㄴ/는다고 하다
- 語幹が母音で終わる場合やㄹパッチムの場合(ㄹ脱落):
~ㄴ다고 하다
(例: 가다 → 간다고 하다) - 語幹が子音で終わる場合(ㄹパッチム以外):
~는다고 하다
(例: 먹다 → 먹는다고 하다)
- 語幹が母音で終わる場合やㄹパッチムの場合(ㄹ脱落):
- 形容詞・存在詞 (있다/없다) の語幹 +
다고 하다
- 例: 예쁘다 → 예쁘다고 하다, 재미있다 → 재미있다고 하다
- 名詞 +
(이)라고 하다
- 名詞が母音で終わる場合:
~라고 하다
(例: 친구 → 친구라고 하다) - 名詞が子音で終わる場合:
~이라고 하다
(例: 학생 → 학생이라고 하다)
- 名詞が母音で終わる場合:
누나가 그러는데 할아버지가 요리를 만든다고 해요.
姉が言ってたんですが、祖父が料理を作るそうです。
언니는 회사에 취직해서 바쁘다고 해요.
姉は会社に就職して忙しいと言っています。
저 사람이 자기 딸은 학생이라고 했어요.
あの人が自分の娘は学生だと言いました。
過去形
過去の出来事を伝える場合は、過去形語尾 았/었/였다
を付けた後に 고 하다
を続けます。
- 動詞・形容詞・存在詞の語幹 +
았/었/였다고 하다
- 例: 갔다고 하다 (行ったと言う), 먹었다고 하다 (食べたと言う), 예뻤다고 하다 (綺麗だったと言う), 있었다고 하다 (いた/あったと言う)
- 名詞 +
이었/였다고 하다
- 例: 학생이었다고 하다 (学生だったと言う)
고모가 감기에 걸렸다고 했어. (パンマル)
おばが風邪をひいたって言ってた。
친구가 어제 영화를 봤다고 해요.
友達が昨日映画を見たと言っています。
未来・推測形
未来の予定や推測を伝える場合は、未来・推測の語尾 (으)ㄹ 것이다
を間接話法で表現し、(으)ㄹ 거라고 하다
となります。
- 動詞・形容詞の語幹 +
(으)ㄹ 거라고 하다
- 語幹が母音で終わる場合やㄹパッチムの場合(ㄹ脱落):
~ㄹ 거라고 하다
(例: 갈 거라고 하다) - 語幹が子音で終わる場合(ㄹパッチム以外):
~을 거라고 하다
(例: 먹을 거라고 하다)
- 語幹が母音で終わる場合やㄹパッチムの場合(ㄹ脱落):
- 名詞 +
일 거라고 하다
- 例: 휴가일 거라고 하다 (休暇だろうと言う)
형이 방학에 고향에 돌아갈 거라고 했어요.
兄が休みに故郷に帰ると言っていました。
내일은 날씨가 좋을 거라고 들었어요.
明日は天気が良いだろうと聞きました。
平叙文の縮約形:「~대(요)」など
会話では、~다고 하다
が縮約されて ~대(요)
という形が非常によく使われます。「~だそうです」「~だって」という意味合いです。
- 動詞の現在形:
~ㄴ/는대(요)
(例: 간대요, 먹는대요) - 形容詞・存在詞の現在形:
~대(요)
(例: 예쁘대요, 있대요) - 名詞の現在形:
~(이)래(요)
(例: 친구래요, 학생이래요) - 過去形:
~았/었/였대(요)
(例: 갔대요, 예뻤대요) - 未来・推測形:
~(으)ㄹ 거래(요)
(例: 갈 거래요, 좋을 거래요)
ポイント: パンマル(タメ口)では ~대
, ~(이)래
, ~았/었/였대
, ~(으)ㄹ 거래
のように、요
を取った形になります。
例:
친구가 온대. (友達が来るって。)
그 영화 진짜 재미있었대. (あの映画、本当に面白かったって。)

友だちからのメッセージを伝える場面などで間接話法は活躍します
2. 疑問文の間接話法:「~냐고 하다/묻다」(~かと聞く/尋ねる)
質問を引用する場合は ~냐고 하다
または ~냐고 묻다
(~かと尋ねる) という形が基本です。
現在形
文法的には動詞・存在詞は ~느냐고
、形容詞は ~(으)냐고
ですが、実際の会話では品詞に関わらず ~냐고
が広く使われます。
- 動詞・形容詞・存在詞の語幹 +
냐고 하다/묻다
- 例: 가냐고 하다 (行くのかと言う), 예쁘냐고 하다 (綺麗かと言う), 있냐고 하다 (いるのか/あるのかと言う)
- 名詞 +
(이)냐고 하다/묻다
- 例: 학생이냐고 하다 (学生かと聞く), 누구냐고 묻다 (誰かと尋ねる)
어디서 사냐고 물었어요.
どこに住んでいるのかと聞きました。
선생님한테 “고향이 멀어요?”를 고향이 머냐고 물어보세요.
先生に「故郷は遠いですか?」を、故郷は遠いかと尋ねてみてください。
친구가 나에게 이게 뭐냐고 물었다. (パンマル)
友達が私にこれが何かと尋ねた。
過去形
過去の質問を引用する場合は、~았/었/였냐고 하다/묻다
となります。
- 動詞・形容詞・存在詞の語幹 +
았/었/였냐고 하다/묻다
- 名詞 +
이었/였냐고 하다/묻다
이모가 어제 왜 약속 장소에 안 나왔냐고 했어요.
おばが昨日どうして約束の場所に出てこなかったのかと言っていました。
그 사람이 언제 한국에 왔었냐고 물어봤어요.
その人がいつ韓国に来たのかと尋ねてきました。
未来・推測形
未来・推測の質問を引用する場合は ~(으)ㄹ 거냐고 하다/묻다
となります。
- 動詞・形容詞の語幹 +
(으)ㄹ 거냐고 하다/묻다
- 名詞 +
일 거냐고 하다/묻다
사촌이 내년에 결혼할 거냐고 물어요.
いとこが来年結婚するのかと聞いています。
회의가 언제 끝날 거냐고 질문했어요.
会議がいつ終わるのかと質問しました。
疑問文の縮約形:「~냬(요)」など
疑問文の間接話法も縮約形があり、会話でよく使われます。~냐고 하다
は ~냬(요)
になります。「~ですって?」「~だって?」のようなニュアンスです。
- 現在形 (動詞・形容詞・存在詞):
~냬(요)
(例: 어디 가냬요?, 뭐가 그렇게 재미있냬? (パンマル)) - 現在形 (名詞):
~(이)냬(요)
(例: 이름이 뭐냬요?) - 過去形:
~았/었/였냬(요)
(例: 언제 왔냬요?) - 未来・推測形:
~(으)ㄹ 거냬(요)
(例: 정말 갈 거냬? (パンマル))
엄마가 “숙제 다 했니?”라고 물어보셨어. → 엄마가 숙제 다 했냬.
お母さんが「宿題全部やったの?」って聞いてきた。→ お母さんが宿題全部やったかって。

「~しようよ!」と誘う場面では勧誘文の間接話法が使えます
3. 勧誘文の間接話法:「~자고 하다」(~しようと言う)
「~しましょう」「~しよう」という勧誘の言葉を引用する場合は、動詞・存在詞の語幹に ~자고 하다
を付けます。
- 動詞・存在詞の語幹 +
자고 하다
- 例: 가자고 하다 (行こうと言う), 같이 있자고 하다 (一緒にいようと言う)
- 禁止の勧誘文 (
~지 말자
) の場合:動詞の語幹 +지 말자고 하다
- 例: 가지 말자고 하다 (行くのはやめようと言う)
친구가 술을 마시자고 했는데 내가 피곤하니까 마시지 말자고 했어. (パンマル)
友達が酒を飲もうと言ったんだけど、僕が疲れているから飲むのはやめようって言ったんだ。
동생이 같이 영화 보자고 해요.
弟(妹)が一緒に映画を見ようと言っています。
오늘은 너무 더우니까 밖에 나가지 말자고 했어요.
今日はとても暑いから外に出ないようにしようと言いました。
勧誘文の縮約形:「~쟤(요)」
勧誘文の間接話法 ~자고 하다
も、会話では ~쟤(요)
と縮約されます。「~しようですって」「~しようだって」といった意味です。
가자고 하다 → 가쟤(요)
(行こうって)먹자고 하다 → 먹쟤(요)
(食べようって)하지 말자고 하다 → 하지 말쟤(요)
(やめようって)
친구가 “우리 같이 점심 먹자”라고 했어. → 친구가 같이 점심 먹쟤.
友達が「私たち一緒にお昼ご飯食べよう」って言った。→ 友達が一緒にお昼ご飯食べようって。
4. 命令文の間接話法:「~(으)라고 하다」(~しろと言う)
「~しなさい」「~しろ」という命令の言葉を引用する場合は、動詞・存在詞の語幹に ~(으)라고 하다
を付けます。
- 動詞・存在詞の語幹 +
(으)라고 하다
- 語幹が母音で終わる場合やㄹパッチムの場合(ㄹ脱落):
~라고 하다
(例: 가라고 하다, 만들라고 하다) - 語幹が子音で終わる場合(ㄹパッチム以外):
~으라고 하다
(例: 먹으라고 하다, 앉으라고 하다)
- 語幹が母音で終わる場合やㄹパッチムの場合(ㄹ脱落):
- 禁止の命令文 (
~지 마라/마세요
) の場合:動詞の語幹 +지 말라고 하다
- 例: 가지 말라고 하다 (行くなと言う)
문을 열라고 전화했어요. 그리고 말을 잘 들으라고 전화했어요.
ドアを開けろと電話しました。あと話をよく聞けと電話しました。
술을 마시지 말라고 해요.
酒を飲むなと言っています。
선생님께서 숙제를 꼭 하라고 하셨어요.
先生が宿題を必ずするようにとおっしゃいました。(尊敬語
하시다
を使用)
「주다」が関わる命令文:「달라고 하다」「주라고 하다」
「ください (주세요
)」や「~してください (~아/어/여 주세요
)」という依頼・命令を間接話法にする場合、誰から誰への要求かによって形が変わります。
- 話し手(引用の主体)が受け手になる場合:
달라고 하다
(くれと言う)- 元の文:「私にください」→ (나에게) 달라고 하다
- 元の文:「私に~してください」→ (나에게) ~아/어/여 달라고 하다
- 話し手(引用の主体)以外の第三者が受け手になる場合:
주라고 하다
(あげろと言う)- 元の文:「彼/彼女にください」→ (그에게/그녀에게) 주라고 하다
- 元の文:「彼/彼女に~してください」→ (그에게/그녀에게) ~아/어/여 주라고 하다
여동생이 (나에게) “지우개 좀 줘”라고 했어요. → 여동생이 (나에게) 지우개 좀 달라고 했어요.
妹が(私に)「ちょっと消しゴムちょうだい」と言いました。→ 妹が(私に)ちょっと消しゴムをくれと言いました。
여동생이 (나에게) “지우개를 남동생한테 줘”라고 했어요. → 여동생이 지우개를 남동생한테 주라고 했어요.
妹が(私に)「消しゴムを弟にあげて」と言いました。→ 妹が、消しゴムを弟にあげろと言いました。
엄마가 (나에게) “좀 도와줘”라고 해. (パンマル) → 엄마가 좀 도와 달라고 해.
ママが(私に)「ちょっと手伝って」って言ってる。→ ママがちょっと手伝ってくれって言ってる。
엄마가 오빠한테 “아빠를 도와줘”라고 해. (パンマル) → 엄마가 오빠한테 아빠를 도와주라고 해.
ママがお兄ちゃんに「パパを手伝ってあげて」って言ってる。→ ママがお兄ちゃんに、パパを手伝ってあげてって言ってる。
命令文の縮約形:「~래(요)」
命令文の間接話法 ~(으)라고 하다
は、会話で ~래(요)
と縮約されます。「~しろですって」「~しろだって」という意味です。
가라고 하다 → 가래(요)
(行けって)먹으라고 하다 → 먹으래(요)
(食べろって)하지 말라고 하다 → 하지 말래(요)
(するなって)달라고 하다 → 달래(요)
(くれって)주라고 하다 → 주래(요)
(あげろって)
선생님이 “조용히 하세요”라고 하셨어. → 선생님이 조용히 하래.
先生が「静かにしてください」っておっしゃった。→ 先生が静かにしろって。
친구가 “나 좀 도와줘”라고 했어. → 친구가 좀 도와달래.
友達が「ちょっと手伝って」って言った。→ 友達がちょっと手伝ってくれって。
もっと自然に!間接話法の応用テクニック
基本の形を覚えたら、次はより自然な会話に近づけるための応用テクニックです。パンマル(タメ口)での表現や、하다
以外の動詞を使った表現、そして間接話法を使う上での注意点を見ていきましょう。
パンマル(タメ口)での間接話法
親しい友人や年下の人と話す際にはパンマル(タメ口)を使います。間接話法もパンマル形があり、~(요)
を取るだけでなく、引用動詞 하다
が 해
や 했어
になるなど変化します。縮約形は特にパンマルで頻繁に使われます。
パンマル間接話法の例 (縮約形を中心に):
- 平叙文: 친구가 바쁘대. (友達が忙しいって。) (← 바쁘다고 해)
- 平叙文 (過去): 민준이가 어제 아팠대. (ミンジュンが昨日具合悪かったって。) (← 아팠다고 했어)
- 疑問文: 수진이가 이거 뭐냬. (スジンがこれ何だって。) (← 뭐냐고 물어봤어)
- 勧誘文: 다 같이 노래방 가쟤. (みんなでカラオケ行こうって。) (← 가자고 해)
- 命令文: 엄마가 빨리 오래. (お母さんが早く来いって。) (← 오라고 하셔)
- 命令文 (依頼): 동생이 물 좀 달래. (弟/妹が水ちょうだいって。) (← 달라고 해)
間接話法でよく使われる動詞バリエーション
하다
(言う) の他にも、状況に応じて様々な動詞が使われます。これにより、より細やかなニュアンスを伝えることができます。
말하다
(話す、言う):하다
とほぼ同じように使えます。- 例: 그는 괜찮다고 말했어요. (彼は大丈夫だと言いました。)
듣다
(聞く): 誰かから伝え聞いた情報を話すとき。- 例: 친구가 다음 달에 결혼한다고 들었어요. (友達が来月結婚すると聞きました。)
묻다
(尋ねる): 疑問文の引用で~냐고 묻다
の形で使います。- 例: 길을 몰라서 지나가는 사람에게 어떻게 가냐고 물었어요. (道が分からなくて通りすがりの人にどう行くのか尋ねました。)
전하다
(伝える): メッセージなどを伝言するとき。- 例: 사장님께 내일 회의에 참석하기 어렵다고 전해주세요. (社長に明日の会議への参加が難しいと伝えてください。)
생각하다
(思う、考える): 自分の考えや他人の考えを引用するとき。- 例: 저는 그 방법이 좋다고 생각해요. (私はその方法が良いと思います。)
間接話法を使う際の注意点とコツ
間接話法をスムーズに使いこなすためには、いくつかのポイントがあります。
- 時制の一致に注意: 主節の動詞(例:
했다
,물었다
)が過去形でも、引用される内容が現在のことや未来のことである場合は、引用節内の時制はそれに合わせます。英語ほど厳密な時制の一致ルールはありませんが、内容に応じて自然な時制を選びましょう。- 例: 그녀는 내일 온다고 했어요. (彼女は明日来ると言いました。) ← 引用内容は未来。
- 代名詞の変化: 直接話法で使われていた代名詞(私、あなたなど)は、間接話法では話者の視点に合わせて変化することがあります。
- 例: 彼女が「私は学生です」と言った → 그녀는 자기가 학생이라고 했어요. (彼女は自分が学生だと言いました。)
- 縮約形の積極的な活用: 特に会話では縮約形(~대요, ~냬요, ~쟤요, ~래요)が非常に自然でよく使われます。積極的に使ってみましょう。
- 多くの例文に触れる: ドラマ、映画、音楽、会話教材など、多くの生きた韓国語に触れることで、間接話法の使われ方が自然と身についていきます。
- 実際に使ってみる: 知識として覚えるだけでなく、実際に会話や作文で使ってみることが上達への一番の近道です。間違ってもいいので、積極的にアウトプットしましょう。

練習問題を解いて、間接話法の理解を深めましょう
理解を深める!間接話法の練習問題
ここまで学習した内容を元に、簡単な練習問題に挑戦してみましょう。答えはすぐ下にありますが、まずは自分で考えてみてくださいね。
練習問題1:直接話法を間接話法にしてみよう(丁寧形)
以下の直接話法の文を、間接話法(丁寧形、~(해)요
体)に書き換えてみましょう。
- 친구가 “나는 오늘 영화를 봐.”라고 했어요. → ?
- 선생님이 학생에게 “이름이 뭐예요?”라고 물었어요. → ?
- 민지가 “우리 같이 쇼핑하러 가자.”라고 제안했어요. → ?
- 엄마가 아이에게 “숙제 빨리 해라.”라고 말했어요. → ?
- 친구가 “내일 비가 올 거야.”라고 했어요. → ?
練習問題1の解答例:
- 친구가 오늘 영화를 본다고 했어요. (または 본대요.)
- 선생님이 학생에게 이름이 뭐냐고 물었어요. (または 뭐냬요?)
- 민지가 같이 쇼핑하러 가자고 제안했어요. (または 가쟤요.)
- 엄마가 아이에게 숙제 빨리 하라고 말했어요. (または 하래요.)
- 친구가 내일 비가 올 거라고 했어요. (または 올 거래요.)
練習問題2:括弧内の指示に従って間接話法で文を作ろう(パンマル)
以下の状況に合わせて、パンマル(タメ口)の間接話法で文を作ってみましょう。縮約形を使ってみるのも良い練習になります。
- 友達のジスが「昨日、BTSのコンサートに行った」と言っていたことを伝える。→ ?
- 弟が「お腹すいた、何か食べるものある?」と聞いてきたことを伝える。→ ?
- 同僚のキムさんが「週末、一緒にハイキングに行こう」と誘ってきたことを伝える。→ ?
- 先生が「単語テストの勉強をしっかりするように」と言っていたことを伝える。→ ?
- 兄が「この本、すごく面白いから読んでみて」と勧めてくれたので、その本を友人に「兄が面白いって言ってた」と伝える。→ ?
練習問題2の解答例:
- 지수가 어제 BTS 콘서트에 갔대. / 갔다고 했어.
- 동생이 배고프다고 뭐 먹을 거 있냬. / 있냐고 물어봤어.
- 김 씨가 주말에 같이 하이킹 가쟤. / 가자고 했어.
- 선생님이 단어 시험공부 열심히 하래. / 하라고 하셨어.
- 이 책, 형이 진짜 재미있대. / 재미있다고 했어.
まとめ:間接話法をマスターして韓国語表現を豊かにしよう
今回は、韓国語の間接話法について、平叙文、疑問文、勧誘文、命令文の各種類と、それらの現在形・過去形・未来形、さらには縮約形やパンマルでの表現まで詳しく解説しました。最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、基本的なルールを理解し、たくさんの例文に触れて実際に使ってみることで、必ず自分のものにできます。
間接話法は、韓国人とのコミュニケーションをよりスムーズにし、韓国語のニュースやドラマ、書籍などの理解を深めるための強力なツールです。この記事が、皆さんの韓国語学習の一助となれば幸いです。これからも楽しみながら、韓国語の表現力をどんどん豊かにしていきましょう!
皆さんも今日から間接話法を意識して、積極的に韓国語での会話や作文に取り入れてみてくださいね。ファイティン!
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メインアイキャッチ画像
英語プロンプト: Two young Asian individuals, exuding a Korean vibe, engaged in a lively conversation at a stylish cafe. Speech bubbles float around them, artistically incorporating Hangul (Korean alphabet) characters. The background is bright and inviting, evoking a positive and motivational atmosphere for learning. Aspect ratio 16:9.
日本語訳: スタイリッシュなカフェで、2人の若いアジア人(韓国人と想定される雰囲気)が楽しそうに会話している。吹き出しが複数飛び交い、その中に韓国語のハングル文字がデザイン的に配置されている様子。背景は明るく、ポジティブな学習意欲を刺激するイメージ。アスペクト比16:9。
期待される画像: 韓国語学習の楽しさやコミュニケーションの重要性を表す、明るく現代的なイメージ。
サブ画像1 (情報伝達)
英語プロンプト: Close-up shot of a person's hands holding a smartphone and conveying information to someone off-screen. The smartphone screen subtly displays Hangul messages. Conveys an intelligent and informative atmosphere.
日本語訳: スマートフォンを見ながら誰かに情報を伝えている人物の手元とスマホ画面のクローズアップ。スマホ画面にはハングルのメッセージがうっすらと表示されている。知的な雰囲気。
期待される画像: 現代的な情報伝達の手段と韓国語を結びつけるイメージ。
サブ画像2 (アクティブな提案)
英語プロンプト: Two friends hiking, one cheerfully pointing and suggesting something to the other. Active and friendly atmosphere.
日本語訳: 2人の友人がハイキング中に、一方がもう一方を指さして何か提案している楽しげなシーン。アクティブでフレンドリーな雰囲気。
期待される画像: 勧誘や軽い命令が使われる日常的な場面を想起させるイメージ。
サブ画像3 (学習風景)
英語プロンプト: Bird's-eye view of a study desk with a notebook filled with Korean grammar notes, a pen, and a coffee cup. Organized and inspiring a desire to learn.
日本語訳: 韓国語の文法が書き込まれたノートとペン、コーヒーカップが置かれた勉強机の俯瞰ショット。整理されていて学びの意欲をかき立てるようなイメージ。
期待される画像: 韓国語学習の具体的なシーンをイメージさせ、学習意欲を高める画像。