まずはこちらの韓国語教室の情報をチェックして、本格的な学習の第一歩を踏み出してみましょう。独学も素晴らしいですが、プロの指導は上達への近道です。

韓国ドラマを見ていたり、実際に韓国旅行に行ったりしたとき、「チョグム(조금)」という言葉を耳にしたことはありませんか?

日本語の「少し」に当たる言葉ですが、実は韓国語にはこの「少し」を表す表現がいくつか存在し、状況やニュアンスによって使い分ける必要があるのをご存知でしょうか?

例えば、「時間は少しある」「味付けを少し変える」「少し待って」…。
これらをすべて同じ単語で表現してしまうと、ネイティブにとっては少し不自然に聞こえてしまうことがあります。

この記事では、韓国語学習者が最初につまずきやすい、しかしマスターすれば表現力が格段に上がる「少し」の使い分けについて、例文を交えながら徹底的に深堀り解説します。初心者の方でも今日からすぐに使えるフレーズ満載ですので、ぜひ最後までお付き合いください!

韓国語で「少し」を表す3大基本単語

まずは、基本となる3つの単語を押さえましょう。これを知っているだけで、表現の幅がグッと広がります。

ここがポイント!3つの「少し」

  • ① 조금 (チョグム): 最も一般的。量、程度、時間すべてに使える万能選手。
  • ② 약간 (ヤッカン): 「若干」という漢字語。程度や抽象的なことに使われることが多い。
  • ③ 잠깐 (チャムッカン): 「時間」が短いことを表す。「少々」「一時的に」。
黒板を使って「チョグム」と「ヤッカン」の違いを解説する韓国語講師のイラスト

似ているようで違う、この微妙な差を理解しましょう。

最も一般的で万能な「조금 (チョグム)」

조금 (チョグム) は、日本語の「少し」に最も近い言葉です。量(ご飯を少し食べる)、程度(少し寒い)、時間(少し待つ)のいずれにも使用可能です。

会話では短縮されて 좀 (チョム) と言われることが非常に多いです。初心者の方はまずこの「チョグム」を覚えれば、ほとんどの場面で意思疎通が可能です。

例文:
밥을 조금 먹었어요.
(パブ チョグム モゴッソヨ)
ご飯を少し食べました。

程度や抽象的なニュアンスを含む「약간 (ヤッカン)」

약간 (ヤッカン) は漢字で書くと「若干」です。日本語の「若干」と同じく、客観的な量というよりは、「気持ち程度」「なんとなく」「多少」といったニュアンスを含みたいときに使われます。

例えば、味が「少し変だ」という場合、物理的な量ではなく感覚的なものなので、「ヤッカン」を使うと非常に自然です。

例文:
今日は少し(若干)寒いです。
오늘은 약간 춥네요.
(オヌルン ヤッカン チュムネヨ)

時間の短さを表す「잠깐 (チャムッカン)」

잠깐 (チャムッカン) は「時間」に特化した「少し」です。「少しの間」「ちょっとの間」という意味で使われます。

「少し待ってください」と言う時に、「チョグム」を使っても通じますが、「チャムッカン」を使うと「(時間はかからないので)少しの間だけ待って」というニュアンスが明確になります。

状況別!ネイティブが使う「少し」のフレーズ実践

では、実際の会話シーンでどのように使い分けられているのか、具体的なシチュエーションを見てみましょう。そのまま使えるフレーズばかりですので、声に出して練習してみてください。

自己紹介で使える「韓国語が少し話せます」

韓国旅行や韓国人の友達との会話で、必ずと言っていいほど使うのがこのフレーズです。謙遜の意味も込めて使えます。

A

韓国語がお上手ですね!

한국말 잘하시네요!
(ハング チャラシネヨ!)

B

いいえ、まだ少ししか話せません。

아니요, 아직 조금밖에 못 해요.
(アニヨ、アジ チョグムバッケ モテヨ)

ここでは「量・程度」を表すので 조금 (チョグム) を使うのが一般的です。「~しか(~밖에)」という表現とセットで覚えると便利です。

レストランや食事で「少し辛くしてください」「少しください」

韓国料理店でメニューを指さしながら辛さの調節を注文する様子

辛さの調節は韓国旅行での必須サバイバルフレーズです。

韓国料理は辛いものが多いですが、注文時に調節をお願いすることができます。

日本語 韓国語 読み方
少しだけ辛くしてください 조금만 맵게 해 주세요. チョグムマン メケ ヘジュセヨ
辛さを少し控えめにしてください 맵게 해 주세요. トル メケ ヘジュセヨ
おかずをもう少しください 반찬 더 주세요. パンチャン チョム ト ジュセヨ

重要ポイント: 2つ目の例文にある「덜 (トル)」は「~より少なく」という意味で、辛さを抑えたいときによく使われます。「チョグム(少し)」ではありませんが、「控えめに」というニュアンスではこの単語が最適です。

ショッピングで「少し高いです」「少し安くして」

市場などで買い物をするとき、値段交渉をするのも醍醐味の一つです。ここでの「少し」は交渉の潤滑油になります。

  • 「これ、少し高いですね。」
    이거 비싸네요.
    (イゴ チョム ピッサネヨ)
  • 「少し安くしてください~(愛嬌よく)」
    깎아 주세요~
    (チョム カッカジュセヨ~)

ここでの「チョム」は、単に「量」の話をしているだけでなく、「言いにくいことを和らげる」クッション言葉としての役割も果たしています。いきなり「高い!」と言うよりも、「ちょっと高いですね…」と言ったほうが角が立ちませんよね。

ビジネスや依頼で「少しお時間いいですか?」

上司や同僚に話しかけるときのマナーとしての「少し」です。

ビジネスシーンでの会話例

部下: 部長、少しお時間よろしいでしょうか?
부장님, 잠깐 시간 괜찮으세요?
(プジャンニム、チャムッカン シガン ケンチャヌセヨ?)

部長: ああ、少しだけ待ってくれ。
어, 잠깐만 기다려 줘.
(オ、チャムッカンマン キダリョ ジョ)

ここでは「時間」の話なので、잠깐 (チャムッカン) を使うのが最も自然です。もちろん「チョグム(少し)」を使っても間違いではありませんが、「チャムッカン」の方が「短時間で済む」というニュアンスが相手に伝わりやすくなります。

知っていると差がつく!「少し」の応用とスラング表現

基本をマスターしたら、次はネイティブっぽさを出すための応用編です。教科書にはあまり載っていない、リアルな韓国語を紹介します。

会話で頻出する短縮形「좀 (チョム)」の魔法

先ほども少し触れましたが、会話では「조금 (チョグム)」を短縮して 좀 (チョム) と言うことが非常に多いです。

しかし、この「チョム」は単なる短縮形以上の意味を持つことがあります。それは、「依頼・命令を柔らかくする」機能です。

  • 「窓を開けてください」
    창문 열어 주세요.
    (チャンムン ヨロ ジュセヨ)
    ※これだと少し事務的または命令的に聞こえることがあります。
  • 「窓を(ちょっと)開けてください」
    창문 열어 주세요.
    (チャンムン チョム ヨロ ジュセヨ)
    ※「チョム」が入るだけで、「恐れ入りますが」「ちょっとすみませんが」といった丁寧なニュアンスが加わります。

「少し」という意味がなくても、お願いごとの前にはとりあえず「チョム」を入れる。これが韓国語ネイティブの感覚です。

「心残り」「惜しい」気持ちを含んだ表現

「少し」に関連して、「あと少しだったのに!」という表現もよく使います。

「少し惜しいね」
아쉽네.
(チョム アシュィムネ)

また、若者のチャットやSNS(カカオトークなど)では、強調するために濃音化させて 「쫌! (ッチョム!)」 と書くこともあります。これは「ちょっと!やめてよ!」や「もう!」といった、少し強い感情を表すときに使われます。

よくある間違いと不自然な使い方

学習者が陥りやすい間違いをチェックしておきましょう。

「小さい」と「少ない」の混同に注意

日本語では「声が小さい」と言いますが、韓国語で「声が少ない(チョグム)」とは言いません。

表現 韓国語 解説
量が少ない 적다 (チョタ) 数や量が不足していること。
サイズが小さい 작다 (チャタ) 大きさや規模が小さいこと。

「조금 (チョグム)」は副詞として「少し~する」と使うのが基本です。形容詞として「量が少ない」と言いたい場合は「적다 (チョクタ)」を使います。

  • × 밥이 조금이에요. (ご飯が少しです) → 不自然
  • ○ 밥이 적어요. (ご飯が少ないです) → 自然

【総まとめ】瞬間会話トレーニング

駅前で時計を見ながら友人を待つ女性のイラスト

「少し待って!」とっさに出る一言が大切です。

最後に、これまで学んだ内容を定着させるためのクイックトレーニングです。日本語を見て、瞬時に韓国語が出てくるか確認してみましょう。

Q1. (お店で) 水を少しください。

A. 물 주세요. (ムル チョム ジュセヨ)


Q2. ちょっと待って!

A. 잠깐만 기다려! (チャムッカンマン キダリョ!)


Q3. 気分が少し悪いです。(若干悪いです)

A. 기분이 약간 안 좋아요. (キブニ ヤッカン アン ジョアヨ)


Q4. お金を少ししか持っていません。

A. 돈을 조금밖에 안 가지고 있어요. (トヌル チョグムバッケ アン カジゴ イッソヨ)

まとめ: ニュアンスを掴んでコミュニケーションを円滑に

いかがでしたか?一口に「少し」と言っても、韓国語には「조금 (チョグム)」「약간 (ヤッカン)」「잠깐 (チャムッカン)」など、豊かな表現のバリエーションがあります。

最初はすべて「チョグム」で通しても問題ありませんが、徐々に「ここは時間の話だからチャムッカンを使ってみよう」「お願いごとだからチョムを入れてみよう」と意識することで、あなたの韓国語は驚くほど自然になり、相手に与える印象も柔らかくなります。

言葉は単なる情報の伝達ツールではなく、相手への配慮や自分の感情を伝えるための大切な手段です。ぜひ、今日学んだ「少し」の魔法を使って、韓国の方とのコミュニケーションをもっと楽しんでくださいね!

さらに深く韓国語を学びたい、細かいニュアンスを直接先生に質問したいと思ったら、ぜひ専門の教室で学ぶことも検討してみてください。