物事を勝手に思い込んでしまったことがありますか?韓国語には、そのようなときに使える「~는/(으)ㄴ/(으)ㄹ 줄 알았다」(~と思った)という文法があります。
今回は予想や錯覚を表す韓国語表現「~는/(으)ㄴ/(으)ㄹ 줄 알았다」を学習していきましょう。
韓国語で「予想」や「錯覚」を表す表現の使い方・例文
動詞
現在形
動詞では現在形の場合、語幹に「~는 줄 알았다」(~すると思った)を付けます。
語幹とは用言の原形から다を除いたもののことですね。
열심히 공부하는 줄 알았어요.
熱心に勉強しているのかと思いました。
過去形
過去に完了していることを言いたい場合は、動詞の語幹に「~(으)ㄴ 줄 알았다」(~したと思った)を付けます。
語幹の最後が母音で終われば、語幹に「~ㄴ 줄 알았다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチムで終われば、ㄹを脱落させてから語幹に「~ㄴ 줄 알았다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチム以外のパッチムで終われば、語幹に「~은 줄 알았다」を付けます。
밥을 먹은 줄 알았어요.
ご飯を食べたのかと思っていました。
未来や推測の表現
未来や推測の場合は、動詞の語幹に「~(으)ㄹ 줄 알았다」(~するだろうと思った)を付けます。
語幹の最後が母音で終われば、語幹に「~ㄹ 줄 알았다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチムで終われば、ㄹを脱落させてから語幹に「~ㄹ 줄 알았다」を付けます。
語幹の最後がㄹパッチム以外のパッチムで終われば、語幹に「~을 줄 알았다」を付けます。
ちなみに、これを「~(으)ㄹ 줄 알다」のように現在形にすると「~が分かる」という能力や方法を表すこともあります。
비가 올 줄 알았어요.
雨が降ると思っていました。
形容詞
形容詞では事実を知っている場合、語幹に「~(으)ㄴ줄알았다」(~いと思った)を付けます。
처음에는 쉬운 줄 알았는데 점점 어려워져요.
初めは簡単だと思っていたのに、どんどん難しくなります。
推測する場合には、形容詞の語幹に「~(으)ㄹ 줄 알았다」(~いだろうと思った)を付けます。
한국어 공부를 시작하기 전에는 쉬울 줄 알았어요. 그런데 공부해 보니 어려워요.
韓国語の勉強を始める前は簡単だろうと思っていました。でも勉強してみたら難しいです。
存在詞
存在詞「있다」(ある、いる)と「없다(ない、いない)では事実を知っている場合、語幹に「~는 줄 알았다」(~と思った)を付けます。
1학년 때는 한국어 공부가 재미있는줄 알았어요. 그런데 진짜 어려워요.
一年生のときは韓国語の勉強が楽しいと思っていました。でも本当に難しいです。
推測する場合には、語幹に「~을 줄 알았다」(~だろうと思った)を付けます。
한국 남자는 모두 멋있을 줄 알았어요.
韓国の男性はみんなかっこいいんだろうなと思っていました。
名詞
名詞には「~인 줄 알았다」(~だと思った)を付けます。
미국 사람인 줄 알았어요.
アメリカ人かと思っていました。
まとめ
今回の記事では「~는/(으)ㄴ/(으)ㄹ 줄 알았다」(~と思った)という文法表現を取り上げてみましたが、きちんと理解できましたか?
難しかったと感じた方は、この記事で紹介した例文を見ながら、スラスラ言えるまで何度も口に出して練習してみてくださいね。
引き続き韓国語の勉強を頑張っていきましょう!