韓国の教育事情:偏差値重視の弊害と自立教育の重要性

  1. 韓国歴史・文化

皆さんもご存じのとおり、日本も韓国もまだまだ学歴社会です。

そして、日本以上に韓国は学歴社会であり、偏差値教育です。

韓国の教育事情:偏差値重視の弊害と自立教育の重要性

韓国の塾

韓国では小さいうちから「塾」に通うのが当たり前で、それらのことを「私教育(사교육)」と言っています。

近年、この「私教育」にかかる費用が増えていると聞きました。

実際、韓国人の友達から聞くと、「塾」に行っていない子供は少数だといいます。

ほとんどの子供たちが、学校が終わり校内での講習、そしてその後、「塾」へ行くということが多いようです。

ではなぜ、このように子供たちに「私教育」をしなければならないのか、見ていきたいと思います。

韓国の黒板の前に立つ子供たちのグループ。

私教育が盛んな理由

就職難な韓国

この背景には、日本でも就職難があったように、韓国でも就職難があるようです。

最近の韓国は景気減速、輸出減など、国民にとってあまりよくない状況が続いています。

そのため、子供たちへの就職難が増えているうえ、就職するにはやはり、大企業を狙うことが多いそうです。

資格必須

しかしながら、大企業や人気企業の新卒求人や求人募集がはじまると、倍率が高くなるため、「いい大学」を卒業するということが必須という雰囲気となっているようです。

さらに、韓国の大企業は「昇進」するために、外国語が必要な場合が多く、英語はもちろん中国語・日本語を勉強し、「資格」も重要となるようです。

そのため、学生のうちから「資格」をとったり、「いい大学」を卒業するため「塾」へ通うことは当たり前ということのようです。

大学修学能力試験

また、毎年恒例で日本のテレビでもニュースになる韓国の大学修学能力試験(通称수능시험)での結果で大学が左右されるため、子供たちもこの日のために勉強をするわけです。

実際、韓国人の友達に聞いてみると、受験生をもつ親もこの日のために「塾」へ通わせているので、緊張感がとてつもないという意見がほとんどでした。

海外親子留学とは

しかしながら近年では、グローバル化が進んでいるため海外へと出ていく子供たちも少なくないという話もあります。

そのため、父親が一人韓国に残り、母親と子供で海外親子留学ということも増えてきているようですよ。

もちろん、各家庭によって様々な考え方があるのですが、どちらにせよ、韓国の「私教育」は熱を増しているように感じます。

逆に、教育熱心な親が増えてきたということかもしれませんね。

教育における親子関係

親が子供に期待することは当然です。しかし、過度の期待は子供たちにとってプレッシャーとなりかねません。

その兼ね合いが難しいのかもしれないですね。

また、親にとっても「私教育」がプレッシャーとなることもあるようなので、家庭でもできる教育も取り入れながら、子供たちの教育について考える必要があるのかもしれません。

子供たちは未来の宝物です。

もちろん、国ごとに文化があり、国ごとによって、教育もちがいますが、時代とともに色々なことが変化していくなかで、教育についても変化が必要なのかもしれませんね。

未来を切り開く子供たちにとって何が一番いいのか、果たして「塾」に通うことが必要なのか、学校とは何なのかを今一度考えるチャンスなのかもしれません。

韓国語会話

: 미나야 오늘 학원에 가지?

みなちゃん、今日塾に行くでしょう?

: 응,가기 싫지만 가야지.

うん。行きたくないけど行かなきゃね。

: 왜 가기 싫어?

どうして行きたくないの?

: 놀고 싶어서 그래…

遊びたくてね・・・

韓国で流行中の乳児からの睡眠教育

日韓の人気教育アイテムやグッズやどんな違いがあるのか探していたところ、韓国ではこんな教育もしているというものを見つけました。

それは、睡眠教育というものです。

乳児の睡眠教育の原則とは

胎教や乳児教育、乳児からの英語教育などは見かけたことがあったのですが、睡眠教育ということは知らなかったので、どんなものなのか、さっそく調べてみました。

유아교육은 어떻게 하면 되나요?

調べていくと、睡眠教育には大きく分けて二つの原則があるそうです。まず一つ目は、適切な時期と時を見つけること。二つ目は睡眠教育に対して理解をし一貫性があることだそうです。

そして一般的には、生まれたばかりの時からと6か月からと分けられるとのことだそう。

生まれたばかりの時からする睡眠教育は、一人で眠りにつけるようにすることと一人で寝れることだそう。

ミルク

日中、お昼寝をしたとしても授乳時間になったら起こして授乳をし、リズムを一定にしていくことで、夜になってもこれらの睡眠リズムが一定に維持されるというものでした。

また、この時期を逃した状態で3か月から6か月になったら、これらをすることは難しいとのことでした。

筆者も遠い昔、子供たちのことを思い出しましたが、子供によって睡眠タイプが違ったのでどうなんでしょう?という疑問も残ってしまいましたが…

ただ、規則正しい生活は確かに子供たちの睡眠のリズムは整えた記憶があります。

수면교육은 중요하다고 생각합니다.

乳児の睡眠教育を理解することとは?

親が睡眠教育を理解することは、とにかく愛する我が子のためであるそうです。

なぜなら、我が子が起きるたびにすぐかけつけたり抱きしめたりすることは、我が子からすると眠るということについて学ぶ機会を奪われているのと同じだとのこと。

子供がスプーンをもってご飯を食べようとしているのにもかかわらず、親が手出しをしてご飯を食べさせてあげるのと一緒であり、自分で食べるということを奪っていると同じだと書かれていました。

子育てが終わりにさしかっている筆者も様々な経験がありますが、今の時代、教育ってなんなんだろうとよく考えてしまいます。

結果的には子供が自立できるように育てることなのではないかと思いますが、情報過多の時代、どうなんでしょうか?

교육에 대해 어떤 생각을 하세요?

子供への睡眠教育の重要性とは?

睡眠

やはり子供のころからの睡眠は、重要だとのこと。なぜなら、体の成長と脳の発達に大きく影響を与えるからだそう。

これらは日本でも言われていることだと思いますが、寝つきがいい子悪い子がいる中で、これらの睡眠教育が大きな役割を果たしているとのことでした。

寝つきがいい悪いだけではありませんが、人間に大きくかかわる睡眠の部分は、乳児のころからの習慣もあるようです。

様々なタイプの子供がいる中で、すべてがこの通りになるわけではありませんが、規則正しい睡眠は健康や体質などにもかかわってくることが大きいそうです。

神経質になりすぎるのもよくないとは思いますが、親が子供の睡眠リズムを整えてあげることは重要なことだと思います。

勉強の教育も大切かもしれませんが、生活リズムなど、生きていく力の教育が最も重要なのかもしれませんね。

공부하는 것도 중요하지만 자는 것도 중요하다는 것이죠.

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